【F/er:re】ウィルドの呼び声【契約記念】
どうか僕に力を貸してくれ!
――――声が聞こえた。
声の主は、まるで原石のようだった。
その魔力は、掘り出されたばかりの石に近い。
宝飾にするための処理や加工はされていない。
その内に気泡や内容物があるかが伺えない。
まだ磨きを入れられていないのだろうか。
被った土を払っていないようにも思えた。
硬度はどうか、色味はどうか。
光に対する特性はどんなものか。
まだ何もうかがい知れない、変わった在り方。
鍛冶師として気にならないかと問われれば、頷くほかにない。
だが動くなら、慎重にならねばならない。
中身がまだ分からないのだ。
声の主に、絶望する覚悟はあるだろうか。
その絶望を乗り越える気概はあるだろうか。
――――なんにせよ、応じよう。
「サーヴァント、キャスター……現界した」
そして問おう。
「お前が、俺のマスターか?」
ウィルド――――白紙のルーン。
その意味は『宿命』
今こそ、運命の分岐点となる。
長ったらしい、でも小説にするには短いかなみたいな文です。済みません。
シーンとしては、こちら【illust/66485363】の後かな?
召喚に応じる際の心境みたいなものです。
ここから、少しずつでも歩み寄っていけたらと思います。
追記:令呪描けてなかったァ……orz
■お借りしました
賽目鹿香さん【illust/65936467】
※イラストだと身長高めに思えるけど、実際は小さいです。
アルヴィース【illust/66003756】
――――声が聞こえた。
声の主は、まるで原石のようだった。
その魔力は、掘り出されたばかりの石に近い。
宝飾にするための処理や加工はされていない。
その内に気泡や内容物があるかが伺えない。
まだ磨きを入れられていないのだろうか。
被った土を払っていないようにも思えた。
硬度はどうか、色味はどうか。
光に対する特性はどんなものか。
まだ何もうかがい知れない、変わった在り方。
鍛冶師として気にならないかと問われれば、頷くほかにない。
だが動くなら、慎重にならねばならない。
中身がまだ分からないのだ。
声の主に、絶望する覚悟はあるだろうか。
その絶望を乗り越える気概はあるだろうか。
――――なんにせよ、応じよう。
「サーヴァント、キャスター……現界した」
そして問おう。
「お前が、俺のマスターか?」
ウィルド――――白紙のルーン。
その意味は『宿命』
今こそ、運命の分岐点となる。
長ったらしい、でも小説にするには短いかなみたいな文です。済みません。
シーンとしては、こちら【illust/66485363】の後かな?
召喚に応じる際の心境みたいなものです。
ここから、少しずつでも歩み寄っていけたらと思います。
追記:令呪描けてなかったァ……orz
■お借りしました
賽目鹿香さん【illust/65936467】
※イラストだと身長高めに思えるけど、実際は小さいです。
アルヴィース【illust/66003756】
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2017-12-30 10:22
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