「魔王様」1-3
ボンッボンッ!!と炎の魔法が投げつけられるが、それをビシュヌが水の防御魔法で壁をつくり、なんとか凌ぐ。
腐っても魔王、魔力の強さは幹部なんかとは桁違いである。
シバ「助かった、ありがとな」
ビシュヌ「いや、ボクが適任でしょ?」こーいうのはさ、と小さく呟く。
ブラフマー「……煙で視界が見えませんね……」
相殺されたものの、蒸気が部屋に蔓延しており、視界が悪いことを嘆くブラフマー。
いつの間にかビシュヌも防御魔法を解いていた。
ブラフマー「……して、やられましたね…」
はぁ、と小さくため息をこぼす。今度こそ、してやられたのだ。魔王に。
ビシュヌ「はぁ~……」
あー、もうあのバカ!と言いたげなビシュヌは頭を抱えるしかできなかった。
その、床の魔法陣を見て。
シバ「全く……手間のかかる奴だな…」
子どもに言うように、シバでさえ、ため息を零している。
視界が晴れた部屋の中には、床に描かれた魔法陣と、いなくなった魔王の魔力の痕跡のみ。
人間界に行った、ということだけしかわからない。
仕方がない、軟禁状態で魔王という執務をやらせていたのだ、好奇心もあるというものだ。
探しに、行かねばな、と幹部3人は目を合わせる。
腐っても魔王、魔力の強さは幹部なんかとは桁違いである。
シバ「助かった、ありがとな」
ビシュヌ「いや、ボクが適任でしょ?」こーいうのはさ、と小さく呟く。
ブラフマー「……煙で視界が見えませんね……」
相殺されたものの、蒸気が部屋に蔓延しており、視界が悪いことを嘆くブラフマー。
いつの間にかビシュヌも防御魔法を解いていた。
ブラフマー「……して、やられましたね…」
はぁ、と小さくため息をこぼす。今度こそ、してやられたのだ。魔王に。
ビシュヌ「はぁ~……」
あー、もうあのバカ!と言いたげなビシュヌは頭を抱えるしかできなかった。
その、床の魔法陣を見て。
シバ「全く……手間のかかる奴だな…」
子どもに言うように、シバでさえ、ため息を零している。
視界が晴れた部屋の中には、床に描かれた魔法陣と、いなくなった魔王の魔力の痕跡のみ。
人間界に行った、ということだけしかわからない。
仕方がない、軟禁状態で魔王という執務をやらせていたのだ、好奇心もあるというものだ。
探しに、行かねばな、と幹部3人は目を合わせる。
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2018-01-14 22:43
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