逢いたい想い（「三葉の短歌」）

litalitaさんの小説「三葉の短歌」/「litalita」の小説 [pixiv] https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9431750　にインスパイアされて許可をいただき設定をお借りしてイラストを描きました。

この小説を読んだとき、短歌に会いたいという想いを込めた三葉がとても愛らしくて、三葉はいったいどんな歌を詠んだのだろう？と気になりました。
そうやって歌の内容を考えているうちに16歳の古文が得意な超絶美少女が憑依したようで(笑)
たぶん二度と作れないような短歌ができたのでlitalitaさんの作品に提供させていただきました。
litalitaさんの書く三葉の、瀧くんに会いたいという切ない想いが詠ませてくれたのだと思います。

紅に染まりしもみじ散る前に 遥けき君を一目見まほし
（真っ赤に染まった紅葉が散る前には 遥か遠くにいるあなたを一目でも見たい（会いたい）のです）

イラストは三葉が散り始めた紅葉を見ながら歌を考えているシーンです。
litalitaさんの書くたきみつはいつも会いたい想いをストレートに自覚しながらも会えない切なさが素敵です…

ちなみに小説では瀧くんは返歌で返すことも考えましたがある理由でやりませんでした。
litalitaさんから返歌のリクエストをいただき、考えたものが下になります。

鈴虫の 声聴く頃に 知った君 会いたいとすら 言えぬもどかし
（夏の終わりに知り合った君に会ってみたいけど自分の身体で会いたいとすら言えないのがもどかしい）

いつの日か 会ってみたいと思う君 歌の言葉にスマホの手止まる

会いたいのに会えない。ふたりの想いは同じ。
今回は遠回しに伝えた瀧くんですが、いつか瀧くんからも会いたい想いをはっきりと三葉に伝えてくれるといいなと思います(*´꒳`*)

4/11追記
このイラストにlitalitaさんが小説(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9471786)を書いてくださいました！
それに伴い句を前述のものから少し直しました。
投稿前の小説を読ませていただいた時にあまりに素敵で震えました・・・
litalita様ありがとうございます！(*´꒳`*)