五式中戦車 チリ第二案 from Warthunder
「全ての戦いを終わらせるために、私は戦うのよ。いつの日にか、平和な大地に …いえ、なんでもないわ」
イメージモデルは日本の「五式中戦車 チリ第二案/ごしきちゅうせんしゃ チリ」
「Warthunder」では中戦車とされている。
本車輌のルーツは、第二次世界大戦以前にまで遡る。ノモンハン事件において本格的な集団的戦車運用と対戦車戦闘を経験した日本軍は、敵陣の突破を目的とした重量級戦車の開発試作を経て、その支援車輌として、敵戦車を駆逐する役目を負う中量級の戦車に搭載する対戦車砲の開発を望んだ。これは後に五式七糎半戦車砲として結実するが、その頃にはドイツとソビエトによる苛烈な戦車戦が幾度も行われ、さらには開戦した太平洋戦線において米英軍戦車の優秀な防御力を前に従来の戦車砲が陳腐化したことで、戦車の運用思想自体が変化したことを受けて「強力な大口径・高初速主砲を搭載する中戦車」というものへと変化した。
具体的な開発が開始されたのは1943年7月。新鋭戦車として研究が行われ、様々な機構が盛り込まれた。大重量の車体をスムーズに操る為の操向・変速装置、強力な液冷ガソリンエンジン、砲塔内での作業を円滑にするためのバスケット機構等が挙げられたが、中でも特徴的なのは射撃を素早く円滑に行うための半自動装填装置の搭載であった。
だが、太平洋戦線や中国戦線での激戦が繰り広げられる中で開発は遅々として進まず、なにより肝心の主砲の完成が遅れたために新型戦車自体の開発も難航し、ようやく車輌試作に手を付けられる頃には戦争の大勢は決しており、本車輌の開発は同時期に試作中であった四式中戦車と共に「決戦兵器」として本土防衛の要とされた。まずは半ば完成していた第一案が採用され、試作前の設計に副砲として37mm砲(一式三十七粍戦車砲)の搭載が追加される。これはすでに多砲塔戦車が過去のものとなってしまった当時としては珍しく、本車輌のルーツが戦前の重戦車用兵論的発想に基づいたものであるという説や、戦車以外の軟目標に対する速やかな攻撃を意図とした説などがあるが、いずれにせよ再装填の遅い主砲を補う武装であるとされる。のちにこの第一案は、欧州で行われた戦車戦を研究し戦訓を活かしたうえで、さらに量産を容易にするため各構造パーツなどを簡略化してブラッシュアップした第二案が提案される運びとなる。
しかしながら、その本命とみなされたのは四式中戦車の方であり、五式中戦車は車体と砲塔が完成し走行試験を済ませたのち、主砲の搭載を待つ状態まで至ったものの、最終的に量産計画から外されてしまったことで、事実上開発計画は頓挫した。
戦後、占領軍のアメリカ陸軍が本車輌に興味を持ち四式中戦車と共に本国のアバディーン兵器試験場へと持ち帰った。その際、四式中戦車と取り違えるなど紆余曲折有り、輸送中にその行方は知れぬものとなってしまう。船で運ぶ際に台風に遭遇し海に投棄されたとも、その後に起こった朝鮮戦争の際に鋼材不足に陥りスクラップ利用されたとも言われるが、いずれにせよ定かではない。
イメージモデルは日本の「五式中戦車 チリ第二案/ごしきちゅうせんしゃ チリ」
「Warthunder」では中戦車とされている。
本車輌のルーツは、第二次世界大戦以前にまで遡る。ノモンハン事件において本格的な集団的戦車運用と対戦車戦闘を経験した日本軍は、敵陣の突破を目的とした重量級戦車の開発試作を経て、その支援車輌として、敵戦車を駆逐する役目を負う中量級の戦車に搭載する対戦車砲の開発を望んだ。これは後に五式七糎半戦車砲として結実するが、その頃にはドイツとソビエトによる苛烈な戦車戦が幾度も行われ、さらには開戦した太平洋戦線において米英軍戦車の優秀な防御力を前に従来の戦車砲が陳腐化したことで、戦車の運用思想自体が変化したことを受けて「強力な大口径・高初速主砲を搭載する中戦車」というものへと変化した。
具体的な開発が開始されたのは1943年7月。新鋭戦車として研究が行われ、様々な機構が盛り込まれた。大重量の車体をスムーズに操る為の操向・変速装置、強力な液冷ガソリンエンジン、砲塔内での作業を円滑にするためのバスケット機構等が挙げられたが、中でも特徴的なのは射撃を素早く円滑に行うための半自動装填装置の搭載であった。
だが、太平洋戦線や中国戦線での激戦が繰り広げられる中で開発は遅々として進まず、なにより肝心の主砲の完成が遅れたために新型戦車自体の開発も難航し、ようやく車輌試作に手を付けられる頃には戦争の大勢は決しており、本車輌の開発は同時期に試作中であった四式中戦車と共に「決戦兵器」として本土防衛の要とされた。まずは半ば完成していた第一案が採用され、試作前の設計に副砲として37mm砲(一式三十七粍戦車砲)の搭載が追加される。これはすでに多砲塔戦車が過去のものとなってしまった当時としては珍しく、本車輌のルーツが戦前の重戦車用兵論的発想に基づいたものであるという説や、戦車以外の軟目標に対する速やかな攻撃を意図とした説などがあるが、いずれにせよ再装填の遅い主砲を補う武装であるとされる。のちにこの第一案は、欧州で行われた戦車戦を研究し戦訓を活かしたうえで、さらに量産を容易にするため各構造パーツなどを簡略化してブラッシュアップした第二案が提案される運びとなる。
しかしながら、その本命とみなされたのは四式中戦車の方であり、五式中戦車は車体と砲塔が完成し走行試験を済ませたのち、主砲の搭載を待つ状態まで至ったものの、最終的に量産計画から外されてしまったことで、事実上開発計画は頓挫した。
戦後、占領軍のアメリカ陸軍が本車輌に興味を持ち四式中戦車と共に本国のアバディーン兵器試験場へと持ち帰った。その際、四式中戦車と取り違えるなど紆余曲折有り、輸送中にその行方は知れぬものとなってしまう。船で運ぶ際に台風に遭遇し海に投棄されたとも、その後に起こった朝鮮戦争の際に鋼材不足に陥りスクラップ利用されたとも言われるが、いずれにせよ定かではない。
兵器擬人化
anthropomorphic weapon
擬人化
gijinka
戦車
tank
Warthunder
試製五式中戦車
shiseigoshikichuusennsha
ブルマ
bloomers
黒髪
black hair
ニーソックス
knee highs
ベルト
belt
勝てる気がしない
feels like we can't win
24
33
1577
2018-04-28 15:52
Comments (7)
素早く重い連撃が得意なチリの姉御。 WTで好きな車両。W〇Tでも愛車でした
View Replies五式戦車の名前は紺碧の艦隊で初めて聞きました。ですけど外見及び中身は現代戦車というくらい魔改造をされてますけどねww
View Repliesガンソード?
View Replies日本戦車ツリーより「五式中戦車チリ」です。 「自動装填なのか手動装填なのかキッチリしなさい!」というネタは…見送りました。(絶望した!) 「決戦兵器」という語感は、なんというか男の子の心をくすぐりますね。 よろしくお願いします。