むかしむかし

あの日、あの場所でみんな死んだ。
ボクの家族はボクとワタシだけ生き残った。

得体の知らない怪物、血肉を貪る何かが最後に残ったボク達に牙を剥いた時に助けに来てくれたのがあの人だった。
あの人達はボク達や他の人を助けるとまた違う何処かに行ってしまった。
それからボク達はずっと、ずっと…、

そう、ずっと何かを護るために強く、
そしてもう失いたくないからボク達一人で、ボクらの街を護り続けたんだ。

それでも幾つか失った、
でも、貫いた。
そしたら、会えたんだ、幾夜も越えてようやく、大切な人に

だからもう離さない、きっと添い遂げてみせる

その為に今まで越えなかった自分を越えたのさ

だから、ボク(ワタシ)は…

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むかし、あるピクニックの名所の山で
たくさんの人が惨殺される事件があった。

この世のものとは思えないたくさんの怪物が空から現れて人が襲われ、
ほとんどが殺された。

しかし、突然現れた十人そこらの集団により、
怪物達は全滅、なんとか生き延びた人達は救われた。