【SR:C】アンダーヘヴン・アダム【アフター】

「理想」を騙る、「地獄」の方舟。
今や三万の悪意を乗せて、楽園まで静かに揺れる。

しかし “ぼくら”がいつか楽園へ至る為
ひとときの天国　―アンダーヘヴン― をここに作ろう。
　
　

◆【アンダーヘヴンの主　アダム】
(前CS illust/66951630 )
人類を果てなく恐怖し、そして憎悪する人造人間。
ジオフロント決戦で生き残ったため、自身の回復を行った後に
テラフォーミング機能を利用してジオフロントの片隅を浄化、
惑星エデンに至るまでの住処としている。
人間は今でも憎悪しており、「悪意の怪物」と呼んで憚らない。
　
　
　
◆【底の天国(アンダーヘヴン)】

アダムがテラフォーミング機能を利用して浄化した、
ジオフロントの片隅の一区画。

ジオフロントの中でもヒトは立ち入る事すら憚られる危険な重篤汚染域だが、
そこに穴が開いたかの如く限りなく清浄かつ自然豊かな環境を構築している。

足元を満たしていた汚染水は極めて正常な水に浄化され、
視界を覆う木々は清浄な大気を常に構築し続けている。

目立たないジオフロントの片隅であり、周囲の重篤汚染域であることも併せて
ここに立ち入るのはとある物好き一人だけでしかない。
静かな時が流れ続けるだけだが、世捨て人には確かに天国かもしれない。

◇
深部には破壊された上に氷漬けとなった、
イデア空調システムに繋がる古い昇降軌道がある。

アダムはそこを辿って空調システムにまで行けるのだが、
そうしないのはまだ機は熟していないとしているのか、
如何なる形でも人と関わる事にただ疲れたのか。

それを知る者は誰もいない。

◆
人の世に呪いあれ。
人の身にこそ災いあれ。
宿した希望にこそ裏切りあれ。

人の世に、ただただ呪いあれ。