【PGB】復活を経て、2度目の地元凱旋も……

【広島vs熊本】5回、姫ノ島に満塁本塁打を浴びてマウンドにしゃがみ込む赤田(＝2018年8月19日、松山坊っちゃんスタジアム)

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【広島】エース赤田、2度目の凱旋先発は5回7失点の大乱調……広島3連敗で借金7
札幌との2連戦で2連敗を喫し、単独最下位に転落した広島は33節から熊本を迎えての2連戦。松山で主催されたこの試合には、2015年以来3年ぶりの凱旋マウンドになる赤田が登板した。

愛媛県出身の赤田は、生まれ育った西予市野村町が先月の西日本水害で甚大な被害を受けたこともあり、試合前には先発投手ながら試合前に行われた募金活動に自ら参加。
この試合は期するものがあっての登板だったが、「復活した姿を見せたかったのもあったし、被災者の方を勇気づけるピッチングをしたかったんですが……」と意気込んだのが裏目だったか、この日は勝負所でことごとくボールが甘く入った。序盤3回はなんとか無失点に抑えたものの、4回に水沢、クリス、橘川にタイムリーヒットを浴びて3失点。続く5回には、1死満塁から姫ノ島に満塁弾を浴びるなど、5回を投げて11安打2四球7失点の惨憺たる内容でノックアウトされてしまった。

広島は6回以降も、2番手の中桐が絶不調で6失点を喫するなど熊本の勢いに呑み込まれてしまい、終われば1-13で敗戦。
この日勝率5割で迎えた首位横浜が札幌に敗れ、マ・リーグ全球団が借金を抱える異常事態となり優勝戦線が混沌とする中、広島は3連敗で崖っぷち。借金も今季最大の7に膨らんだ。