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安倍の生産性革命人づくり革命批判

全国の中小・小規模事業者の皆さんは今深刻な人手不足に直面しています。
このピンチをチャンスに変えることができます。と10月24日 所信表明演説で述べました。
さて、どのようにしてそれができるのか、聞いてみましょう。
IoT 、ロボット、人工知能、ビッグデータと云った第四次産業革命のイノペーションを取り入れることで、生産性の向上につなげます。そのためにその活用を阻む規制や制度を改革します。また生産性革命に向けた投資を後押しします。
また即戦力となる外国人財を受け入れ日本人と同等の報酬をしっかり確保いたします。

また少子高齢化という最大のピンチもまたチャンスに変えることができるはずです。生涯現役
を含め雇用制度改革の検討をはじめます。
幼児教育無償化、高等教育無償化で未来の子供たちと子育て世代に大胆に投資します。

産業革命が果たした最も大きな社会的な変革は何だったと思いますか。
アークライトの機械、ワットの蒸気エンジンと云った物で象徴されるように、機械とその原動力が物の生産、多くの商品の生産をなし遂げ、大量の安い商品が世界に広がったことです。それと同時に、熟練した手工職人に代わって、子供たちや婦人たちが半分近くをも占める未熟練労働者たちの大群を作り出し、また商品市場の高騰不況にともなって大勢の失業者を作り出したことを忘れてはいけません。
一方に機械を占有する資本家たちをも肥大化させ、資本の自由を法や制度で維持し、資本主義的生産様式を歴史的社会的なものとしたのです。現時点では、その資本の拡大が様々な問題をもたらしています。グローバル市場を争う資本の戦争も激化しました。労働者の賃金は、その労働力の再生産コストですから、安い大量の商品に応じて、低下してきたのです。人工知能等々の導入はこの延長線上にあり、だからこそ、教育費の社会的負担をと云っているのですが、労働者たちがさらに負担する税金がその出所ですから、大胆も報酬確保も絵空事にしかならないと云うことです。階級社会をどうするかこそが、労働者たちの課題になっていると云うことです。