最も『覇皇』に近き存在にして『覇皇女』の伴侶―『白夜の樹皇』樹

今回はジェネシスビオランテこと『白夜の樹皇』樹のカラーヴァージョンです。
本家であるビオランテがゴジラの細胞と薔薇の細胞を組み込んで誕生した、人工的に生み出された怪獣なだけあってその姿は細部こそ違えどほとんど武神と瓜二つです。
その気質も元となった存在である武神に酷似していて、非常に温厚な性格をしていて伴侶である美姫の照れ隠しのパンチによる直撃を受けても一切怒る事無く受け入れ、それでも不器用な美姫の事が好きだと公言する強者です。とは言えほとんどの場合、美姫の照れ隠しは樹がからかった事で繰り出される為、ある意味自業自得でもあります。
ビオランテである為、植物のような触手が腰から６本伸ばしています。その内の２本にはハエトリグサを彷彿とさせる口があり、普段はこの触手を武器にしています。他の４本には口はなく、武器と言うよりも主に美姫を自分の下へ引き寄せる為に使います。どの触手も見かけ以上に伸ばす事が出来ます。
その体には動物としてのエネルギーと植物としてのエネルギーを内包していて、デスギドラの転生体である『蝕竜皇』三姫が生きる為に必要な『星のエネルギー』、植物のエネルギーの確保に際して二つ返事で自分のエネルギーを提供しています。その事で美姫と三姫が何度も衝突を引き起こしてしまい、その度に仲裁し、不貞腐れる美姫を宥めて来ました。
三姫の件では美姫が「樹が三姫を側妻として受け入れるならいい」と言う渋々ながらも最大限譲歩した事で無事落ち着きましたが、その事で樹本人の意図しない所でいつの間にか美姫と三姫の二人の妻が出来ると言う状況になり、僅かに困惑しながらもその事を受け入れています。
美姫の尻尾に触れる事が許されている数少ない人物でもあります。
その実力は元々高く、ジェネシス化した今では、武神やカリンに次ぐ程までになり、晶、朱璃、彩夢を抑えて事実上の№２となっています。とは言えその実力はほとんど美姫を護る時ぐらいにしか見せる事はありません。