Hamilton

ヒップホップミュージックを好きになることは決してないと思っていたけれど。

ミュージカルを二度見た。一度目は耳に入ってくる英語のスピードが速すぎてストーリーを追うだけで終わったけれど、二度目に観たときには背筋がぞくぞくするくらい感動した。歌詞付きのサウンドトラックを買うほど大ファンになったので、長髪赤弓で描いてみた。服が青いのは不可抗力です。赤いとイギリス側になってしまうので。私生児で移民、若くて頭がよくて口が達者で野望がある。人を不快にさせる傲岸不遜な態度と辛辣な口調の褐色肌はこの役にあってると思うな。

Hamiltonが大人気になるまでは、あの10ドル札の人は何なの？状態だったのに、そしてその認識は大多数のアメリカ人もそうだったのに、このミュージカルのおかげで10ドル紙幣の肖像を変えようというプランが立ち消えになったくらい。

今、移民排他主義で白人至上主義になっているたわけとその取巻きにとって、これほど痛烈な批判はなかろうな。移民の話で、しかもキャストに白人は殆どいない。そして、ハミルトンが立ち上げた連邦中央銀行がなければ、今のアメリカは存在していなかった。

ちなみに、絵の歌詞にあるmyはどちらかというと"ma"って言っているように聞こえる。
Shot　は日本語に翻訳して歌にするには難しい単語だと思う。この場合だと機会、だけれど同じ歌のなかで弾丸として使われているので。そのうち日本にも上陸するのかな。機会があったら是非観てください。