本当にあったような気がしないでもない良い話
「あれはそう、生物委員の仕事で生物小屋の掃除をしに行った時のことだった…飼ってる奴らがいつもより落ち着きが無くてどうしたんだろうと思っていたら、ちっこい生き物がぷるぷるしながら小屋の隅っこにいたんだ。俺は目を疑ったな。人間みたいなのに凄く小さいし羽みたいのも生えてる。だけど羽の部分がぼろぼろでさ、そのせいで飛べないようだった。泣いてるかたっぽを守るように、もうかたっぽが立ってこっちをにらんでたんだけど… え、怖くなかったのかって?全然。弱ってる生き物に簡単に手を出しちゃいけないのは解ってるけどさ、生物小屋は俺のテリトリーだしってことですぐに部屋に連れてったよ。弱ってはいるけどそれは羽が千切れたショックと空腹だったってことが解ってとりあえず握り飯の粒を食べさせてやってさ…ああ最初はそりゃ警戒されたけど…でもすぐ打ち解けてくれた。羽の方はどうも再生が難しいらしくて、ちゃんと治るまでここにいることになったんだ……で、他の人間に見られちゃ色々まずいから、今はあんな普通の人間みたいな格好をしてるわけだ」「そ…そうだったのか…!」曇りなき眼で尾浜君を全力で騙し打ちする竹谷君。竹谷が言うと本当っぽく聞こえると思うんだ。いやもうなんていうの、竹谷に優しく捕獲される双忍って可愛いと思わないかぷるぷるしてる双忍妖精を持ち前の懐の広さと笑顔で包む込むたけやん……5年ろ組だいすきぃいぃぃ
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2009-11-20 15:18
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