political manga

Darth Vaders Game

宇宙域地球戦争の様々なシステム兵器に較べれば、薩長政府が急遽天皇を担ぎだし、その昔天から授かったと云う三種の神器は安いものだった。誰も見たものはいないのだから、天皇だとて見ることはできないのだから、箱や袱紗がどうであれ、中身はあってもなくても十分に天皇の世襲を守護したのだが、実際に考えれば、どこぞの工芸職人が何人かで作った、剣、勾玉、鏡と云うことになるだろう。その価値は、たかが知れている。その担ぎだされた天皇は大権を使用させられて、日清戦争を闘った。戦費は、諸外国から借りて、軍艦やら武器やらを購入して戦争したのである。清国が負けて賠償金を支払ったが、これが借金の返済分となった。その調子で、日露戦争に突っ込んだ。借金と税金で始めたが、露国は清国とは違った。だが、ロシア革命を闘ったロシアの労働者たちの助けがあって、なんとかやめることができたが、賠償金はとても取れるものではなかった。この時明治天皇政府は、戦争に反対した者を、天皇暗殺を企てたとして、幸徳秋水以下を絞首刑に処した。そして日中戦争に突き進む。朝鮮や満州を植民地にして、戦費を巻き上げた。勿論国民からも絞り上げた。とはいえ、三八銃と馬輸送しか準備もできず、直ぐに戦力の限界に達していた。だが、誰にも実情を知らすことはできず、第二次世界大戦に突入することになった。昭和天皇は戦争をしない決断はしなかった。自分の戦力も分からず、相手の実力を過小評価し、なんとか相手が、まいったと云ってくれるだろうという妄想的観測で突っ込んだのである。天皇は世界大戦の宣戦布告をし、当初は連戦連勝でいい気分だったが、直ぐに、全ての戦力を失った。戦費の大きさが宇宙戦争では格段に大きい。番傘を少し振り回しても、その費用も莫大なものとならざるをえないのである。

3
3
434
2019-02-03 21:47

 mizz


Comments (0)

No comments

Related works

No works to show