神様図鑑-1

金月の渡し守(Aurea'pica)

位階:神性
属性:星/影/火/氷/光

 星の威勢・配置・寿命等々、星全般の采配に関わる全てを司る異界の神性。現在は「異界の住み心地が気に入らない」と言って常界に移り住み、ある山で狩人と村の守護神として祀られている。
 夜道を照らし旅人を導く案内者としての側面を持ち、同時に自分自身が広い宇宙を渡る船頭であることから、夜道を往く者と船を操る者からの信仰が厚い。また、常の海よりも目印の少ない星の海を見通す目の持ち主として、優れた鑑定眼の恩恵を受けたい者からもよく祀られている。結構忙しい神性。
 キラキラするものを大変よく好み、自身の眷属として何人もの宝飾の細工師を仕えさせている。

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星翳龍(Fritillaria)

位階:神霊
属性:星/影/氷

 寿命の尽きた星や最初から光らなかった死の星、またその残骸を看取り次の輪廻へと導く星の死神。現在二柱が存在し、その内一柱は傍付きとして常に渡し守と行動を共にしている。
 特定の人間や集団に信仰を受けているわけではない、純粋な事象の管理者としての神霊。とは言え誰かを気に入ってこっそり加護を与えたり、上から行いを見起こして罰を下したりするのは他の信仰を受けている上位存在とそれほど変わることはない。どちらかと言えば星の神というより夜や影の神と言った方が近く、与える加護は眠りや安息と言ったものによくちなむ。

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2019-02-20 12:25

 月白鳥


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