【PFLS】花宵に灯火【英雄と魔王の戦い】
「―こんな所でどうしたんですか?」
「あぁオーナーさん、ちょっとお花見だよ。此処は夜も明るくて綺麗だからね。
……そうだ、今時間ある?」
「?、えぇ今日の業務は終えていますが…」
「じゃあちょっと今から色々話すけど、大体独り言だから、よく解らないとこは聞き流してくれて良いからね」
「え、あのユノさ―」
「オーナーさんこの前『<帰る場所>としてこの庭が必要か』って聞いたでしょ」
「―…」
「正直に言うとね、僕は次に此処を出たら、今のままの姿では多分もう戻らない」
「それは…」
「でもね僕は此処を―『君たちのいるこの桃源亭』を気に入ってる。数奇な縁だと思うし、それ以上に此処で過ごした時間は僕には眩しくて温かかったから。いつか…もし僕がまた旅をすることが出来たなら、『此処にまた来たい』と思ってる。これが前に聞かれた質問の僕なりの答え」
「そう、ですか…」
「―で、ここから壮大な独り言ね。僕はさ『ヒトを喰う側』の生き物だから此処がどういう所かは何となく感じられるんだ。僕が元いた場所に近しい匂いがするから。
その上で、僕は此処の、『君』の在り方を否定しない。お腹が空いたら食べるよね、食べなきゃ死んじゃうもの。僕だってそうする…でもねぇ、その為にお世話になった君達が辛そうにしているのを見るのは、何だかこう…もやもやするんだよねぇ…昔はこんなこと思いもしなかったのに。このランタンだってそう、とてもとても深い思いが染みついた僕にとっては極上の御馳走。以前の僕なら有り難くって喜んで頂いてた。
なのに今は、食べてしまうのが何だかとても勿体ない気がするんだ。きっとこんな風に僕自身を想ってくれたものは初めてだから。旅に出て、色んな人に出逢ってきっと僕も変わったんだろうね。あぁ『君』、旅というのも悪くないよ、なかなかに予測のつかないことの連続だ。
…これでもとても喜んでいるんだよ?有難う、大事にするね」
「…いえ、喜んでもらえたのなら良かったです」
「それでね、これは僕からのお礼。
―これは、僕の力の欠片とネプリシモの種子。本来ネプリシモはあの森以外に根付くのは難しいのだけど、上手くやればこの一粒から花を根付かせることが出来る。ごく小さな範囲だけどね。
ネプリシモは大地の地脈を糧に育つ花、根付いた場所に地脈の流れを集めようとする習性があるんだ。
花自体も煎じれば鎮痛と滋養強壮の効能薬になるし、普通に料理に使っても良い。
…さっき言った通り僕は此処を気に入っている。役に立つか解らないけれど、もしこれが『君達』の力になれたなら僕は嬉しく思うよ」
◆こちら【illust/73824672】で大事な質問を頂いたので…!
大切なランタン有難うございます、大事に致します…!色々喋りまくってますがこちらはお借りしたキャラクター様の行動を制限したりレスポンスを求めるものではありませんので、不都合ありましたらパラレル・スルー等してやって下さいませ。問題等ありましたらお手数ですがご一報頂けますと幸いです。
<お借りしました>
◆タオさん【illust/72940574】
◆灯蕃茄のカンテラ【illust/73654377】
◇忘れもの拾いのユノ【illust/72938177】/ネプリシモの花【illust/72948854】
ネプリシモの花の種子と自身の力の欠片(僅かに蒼く発光する黒い砂のようなもの)をお渡ししました。こちらは量産できる物ではないのでアイテムタグはつけておりません。
お渡ししたタオさんに限り使用・破棄・譲渡その他自由に扱って頂いて大丈夫です。
ユノ自身は『桃源亭とそこに根付く古い存在(シ=クロトゥオさん【illust/73815955】)の存続及び、タオさんとマカネさんの平穏』を望んでいます。お二人が桃源亭維持の要因になっている事は同じ「喰う側」の直感+以前のシ=クロトゥオさんとの会話より何となく察して上記の品をお渡ししました。小瓶は片手で握り込めるくらいのサイズ。瓶の中身を植えた場所から半径2~3m程の範囲で(地脈の効果を失ったり根こそぎ花を取り除かない限りほぼ永続的に)ネプリシモの花が咲きます。
地脈の効果を集める習性が桃源亭に効果があるのか、滋養強壮の薬も植物薬みたいな感じにならないか、みたいな色々メタな考えもありますが効果の有無はご自由にどうぞ。
タオさんの過去を聞いた場合「とりあえずマカネさんと話すべきだね」と一言添えるかと。「何にせよ君達それぞれの望みを確認した上で、それぞれが納得する形になるよう願っているよ」
あと読みようによってはシ=クロトゥオさんに「you、食べ歩きの旅に出ちゃいなYO☆」みたいなこと言ってますが他意はありません。桃源亭から追い出そうというわけではなく在る場所を離れて色んなものに触れるのも「味覚」が広がるかもよ、みたいなニュアンスです、出来るかどうかはともかくとして。
どうあれ桃源亭の行く先が少しでも穏やかなものであることを祈っています。
◆企画元様:pixivファンタジア Last Saga【illust/72934234】
「あぁオーナーさん、ちょっとお花見だよ。此処は夜も明るくて綺麗だからね。
……そうだ、今時間ある?」
「?、えぇ今日の業務は終えていますが…」
「じゃあちょっと今から色々話すけど、大体独り言だから、よく解らないとこは聞き流してくれて良いからね」
「え、あのユノさ―」
「オーナーさんこの前『<帰る場所>としてこの庭が必要か』って聞いたでしょ」
「―…」
「正直に言うとね、僕は次に此処を出たら、今のままの姿では多分もう戻らない」
「それは…」
「でもね僕は此処を―『君たちのいるこの桃源亭』を気に入ってる。数奇な縁だと思うし、それ以上に此処で過ごした時間は僕には眩しくて温かかったから。いつか…もし僕がまた旅をすることが出来たなら、『此処にまた来たい』と思ってる。これが前に聞かれた質問の僕なりの答え」
「そう、ですか…」
「―で、ここから壮大な独り言ね。僕はさ『ヒトを喰う側』の生き物だから此処がどういう所かは何となく感じられるんだ。僕が元いた場所に近しい匂いがするから。
その上で、僕は此処の、『君』の在り方を否定しない。お腹が空いたら食べるよね、食べなきゃ死んじゃうもの。僕だってそうする…でもねぇ、その為にお世話になった君達が辛そうにしているのを見るのは、何だかこう…もやもやするんだよねぇ…昔はこんなこと思いもしなかったのに。このランタンだってそう、とてもとても深い思いが染みついた僕にとっては極上の御馳走。以前の僕なら有り難くって喜んで頂いてた。
なのに今は、食べてしまうのが何だかとても勿体ない気がするんだ。きっとこんな風に僕自身を想ってくれたものは初めてだから。旅に出て、色んな人に出逢ってきっと僕も変わったんだろうね。あぁ『君』、旅というのも悪くないよ、なかなかに予測のつかないことの連続だ。
…これでもとても喜んでいるんだよ?有難う、大事にするね」
「…いえ、喜んでもらえたのなら良かったです」
「それでね、これは僕からのお礼。
―これは、僕の力の欠片とネプリシモの種子。本来ネプリシモはあの森以外に根付くのは難しいのだけど、上手くやればこの一粒から花を根付かせることが出来る。ごく小さな範囲だけどね。
ネプリシモは大地の地脈を糧に育つ花、根付いた場所に地脈の流れを集めようとする習性があるんだ。
花自体も煎じれば鎮痛と滋養強壮の効能薬になるし、普通に料理に使っても良い。
…さっき言った通り僕は此処を気に入っている。役に立つか解らないけれど、もしこれが『君達』の力になれたなら僕は嬉しく思うよ」
◆こちら【illust/73824672】で大事な質問を頂いたので…!
大切なランタン有難うございます、大事に致します…!色々喋りまくってますがこちらはお借りしたキャラクター様の行動を制限したりレスポンスを求めるものではありませんので、不都合ありましたらパラレル・スルー等してやって下さいませ。問題等ありましたらお手数ですがご一報頂けますと幸いです。
<お借りしました>
◆タオさん【illust/72940574】
◆灯蕃茄のカンテラ【illust/73654377】
◇忘れもの拾いのユノ【illust/72938177】/ネプリシモの花【illust/72948854】
ネプリシモの花の種子と自身の力の欠片(僅かに蒼く発光する黒い砂のようなもの)をお渡ししました。こちらは量産できる物ではないのでアイテムタグはつけておりません。
お渡ししたタオさんに限り使用・破棄・譲渡その他自由に扱って頂いて大丈夫です。
ユノ自身は『桃源亭とそこに根付く古い存在(シ=クロトゥオさん【illust/73815955】)の存続及び、タオさんとマカネさんの平穏』を望んでいます。お二人が桃源亭維持の要因になっている事は同じ「喰う側」の直感+以前のシ=クロトゥオさんとの会話より何となく察して上記の品をお渡ししました。小瓶は片手で握り込めるくらいのサイズ。瓶の中身を植えた場所から半径2~3m程の範囲で(地脈の効果を失ったり根こそぎ花を取り除かない限りほぼ永続的に)ネプリシモの花が咲きます。
地脈の効果を集める習性が桃源亭に効果があるのか、滋養強壮の薬も植物薬みたいな感じにならないか、みたいな色々メタな考えもありますが効果の有無はご自由にどうぞ。
タオさんの過去を聞いた場合「とりあえずマカネさんと話すべきだね」と一言添えるかと。「何にせよ君達それぞれの望みを確認した上で、それぞれが納得する形になるよう願っているよ」
あと読みようによってはシ=クロトゥオさんに「you、食べ歩きの旅に出ちゃいなYO☆」みたいなこと言ってますが他意はありません。桃源亭から追い出そうというわけではなく在る場所を離れて色んなものに触れるのも「味覚」が広がるかもよ、みたいなニュアンスです、出来るかどうかはともかくとして。
どうあれ桃源亭の行く先が少しでも穏やかなものであることを祈っています。
◆企画元様:pixivファンタジア Last Saga【illust/72934234】
pixivファンタジアLS
pixiv Fantasia: Last Saga
エルダーグラン
Eldergran
英雄と魔王の戦い【緑】
The Battle Between the Hero and the Demon King【green】
【桃源亭】
tougenntei
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2019-03-25 19:02
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