竜族学「飢鰭竜」

ちょっとでも時間とやる気がある内に投稿を…ということで!
自由に描けるっていいですね(需要があるとは言ってない)
~竜族学No.14「飢鰭竜」~
【竜種】水竜種-飢鰭竜
【食性】肉食性
【体長(m)】15.0~30.0
【解説】最近発見された水泳性の水生竜。
性格は非常に獰猛で、テリトリーに入るものは種類、大きさ等関係なく無差別に攻撃する。
体中に隆起する鋭い鰭は、驚異的な速度を生み出し、またすれ違いざまに相手を切り刻む武器にもなる。
水生竜には珍しく、前腕が腕のような形をしており、戦闘相手を捕縛する姿も確認されている。その前腕には強固な甲殻に覆われており高い防御力も有する。
数ある中でも最大の特徴は「顎」である。中心の「主顎」の横に「戦顎」、さらに横に「餓顎」と3段階の顎があり、普段は「主顎」のみ使うが強敵と対峙する際は「戦顎」まで解放する。そして、大型の獲物を「餓顎」まで解放し、前腕付近まで開く大口で捕食する。
5~10頭程度の群れで発見されることが多く、「鯨竜種」を積極的に捕食するようで、「飢鰭竜」が発見された海域では極端に「鯨竜種」の個体数が減ってきている報告もある。
その外観や生態が注目される竜ではあるが、竜族学的な意味でも大変重要な竜である。なぜなら、ここまで好戦的な竜がなぜ「最近」まで発見されなかったのか、説明がつかないからである。「環境適応力」説側の学者は「何等かの急激な環境変化により突然変異した新種である」との見方を強めているが、それ以上に「他界浸食」説側の「竜が他生物界(この竜の場合は魚類界)を浸食している説を裏付けるものである」とし、論争が再燃している。
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2019-04-01 01:10

 鉛筆工房【IRITH】


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