オイナリサマと

漬けジャパリまんの店にて…。
　
　
　
「………おや、リカオンもこちらの店で昼食ですか？」
「おっ……オイナリサマっ！？」
「奇遇ですね、いつも味見担当ご苦労様です」
「ここっ、こんにちはっ！！いつもっ……いつもお世話になってます！！」
「まぁまぁ、少し落ち着いてください」
「すっ、すみません……取り乱しました……」
　
　
「しかし元号も変わり、色んな店舗が増えましたね……味見担当の人員数は大丈夫ですか？」
「かろうじて人手は足りてる状態ですね！でも、いつ何処で店が増えるか分からないので、その都度人員を配置しなきゃですし……」
「大変そうですね……」
「それに色んなフレンズさんお手製のジャパリまんとか料理も日に日に増えてますからね～……」
「お手製、ですか……」
「でも迅速に行動するのがリーダーたる所以なので、弱音なんて吐いてられませんよね……」
「……せっかくなので、味見担当リーダーであるリカオンに問題を一つ出します」
「はい？なんでしょうか？」
　
　
　
「一番最初に“○○お手製”をやり出した方は、どなたかご存知ですか？」

　
「一番最初にやり出した方……ですか……！？」
「ええ、そうですね」
「そっ……そういえば考えた事も無かったです……」
「ヒントですが、貴方も一度は関わった事のある人物です」
「えーっと……ライオンさんですか？それかヘラジカさん！！」
「違いますね……」
「となると……フェネックさんですか？」
「いや、違いますね……」
「じゃあ……かばんさん……ですかね……？」
「……では、正解を発表します」
「一体誰なんでしょうか……！？」
　
　
　
　
　
　
　
「実は私なんですよ」
　
　
　
　
　
　
　
「………えっ！！？」
　
(illust/64412781)←詳しくはこちらを参照