【ぴくせれ】迎え凶刃01【第一章】

お借りしました
サギリさんillust/76259523

自前
パイルillust/76295872

一章ログイン。上陸しました。

p1
古巣とはいえ、五年くらいも離れてれば色々変わってるところもあるかも知れないと思い、情報収集がてら島を見て回ってみようと、海岸沿いの適度に木の茂ってる辺りの道を歩いてたら、

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サギリ「おっおっおっ…お前ら、何だよッ！？　ここは俺たちの島だぞ！　怪我しねえうちにとっとと出てい…で…
お願いです！　出て行ってください後生ですから！！」

異様に挙動不審の人が出迎えてくれました。手に刃物を持って。

まあ、急に軍隊が大挙してやってくれば、パニックを起こす奴もいるわなと察します。
しかし、言われたとおりにそのまま去るわけにも行かないので、

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パイル「詳しい事情は追って話しますが、極力長居しないように尽力しますので…
今しばらく、大目に見てくれませんか？」

後の活動にできるだけ支障が出ない程度に、かすり傷を食らい続けます。サギリさんが戦意を喪失してくれるまで。
こちらに害意がないことを示す手段を、これしか思いつきませんでした。他に幾らでもありそうなんですが、うちのも大概朴念仁なんで。
身体を銀化すれば傷を負うのは避けられるでしょうが、それでは交渉にならないでしょうし。
後々戦闘イベントがあったら響きそうですが、まあしゃーない。

展開が速すぎてしんどいという場合は流していただいても。
舞台を森の中にしたのは、あまり視界が開けている場所で襲撃するとサギリさんも立場的にまずいだろうと。

彼もですが、元島民だったパイルの顔を知ってる方が出てきてくれて何かしら反応いただければ（髪が真っ白だったりしてるんですぐには気付かないかもですが）、こちらも極力合わせます。むしろ嬉しい。

ビビリロールを強調しているサギリさんですが、そんなコンディションで島の人たちの命運を全て背負って一人で矢面に立とうとしてるのは、むしろ勇敢だと思います。