七高僧 天親菩薩
先日、知り合いのお坊さんのご依頼で、
浄土真宗の七高僧に関するイラストを書かせていただきました。
許可をいただきましたので、それぞれの高僧のエピソードとともに
イラストをご覧いただければと思います!
今回ご紹介する「七高僧」というのは、
浄土真宗の宗祖、親鸞聖人が教えを伝える上でとても重要と仰いだ7人の徳の高い僧侶たちです。
僧侶たちのビックリするようなエピソード、人間らしい紆余曲折の人生…
これを見れば浄土真宗がちょっと面白くなるかも!?
【二人目 天親菩薩】
龍樹菩薩から約200年後、天親菩薩が生まれます。
(世親)三兄弟の次男で、兄も仏教に帰依していました。
兄が大乗仏教を身につける一方、天親は「説一切有部」という小乗仏教のグループに属し、そこで『阿毘達磨倶舎論』という理論をまとめた書物を書いたことで、インド全土に名を響かせます。
有頂天となった天親は兄の大乗仏教も批難するようになりますが、逆に叱責され、大乗の教えを解かれます。
大乗の教えを理解し、以前の自分を恥じた天親は舌を引き抜こうとしますが、兄はそれを止め、その舌で大乗仏教を広めるようにと彼を諭します。それから、天親は大乗仏教の瑜伽行唯識学派に転向したのでした。
その後、自分の限界に悩んでいた天親は「無量寿経」に出会い、法蔵菩薩が生きとし生けるものを覚りに導き、救うことを願い、阿弥陀仏となり西方浄土で迎えていること、その中に自分もいることに気が付きます。そして阿弥陀仏の願いに身を委ねることが大乗の教えであるという『浄土論』を著しました。
次は曇鸞大師です!
浄土真宗の七高僧に関するイラストを書かせていただきました。
許可をいただきましたので、それぞれの高僧のエピソードとともに
イラストをご覧いただければと思います!
今回ご紹介する「七高僧」というのは、
浄土真宗の宗祖、親鸞聖人が教えを伝える上でとても重要と仰いだ7人の徳の高い僧侶たちです。
僧侶たちのビックリするようなエピソード、人間らしい紆余曲折の人生…
これを見れば浄土真宗がちょっと面白くなるかも!?
【二人目 天親菩薩】
龍樹菩薩から約200年後、天親菩薩が生まれます。
(世親)三兄弟の次男で、兄も仏教に帰依していました。
兄が大乗仏教を身につける一方、天親は「説一切有部」という小乗仏教のグループに属し、そこで『阿毘達磨倶舎論』という理論をまとめた書物を書いたことで、インド全土に名を響かせます。
有頂天となった天親は兄の大乗仏教も批難するようになりますが、逆に叱責され、大乗の教えを解かれます。
大乗の教えを理解し、以前の自分を恥じた天親は舌を引き抜こうとしますが、兄はそれを止め、その舌で大乗仏教を広めるようにと彼を諭します。それから、天親は大乗仏教の瑜伽行唯識学派に転向したのでした。
その後、自分の限界に悩んでいた天親は「無量寿経」に出会い、法蔵菩薩が生きとし生けるものを覚りに導き、救うことを願い、阿弥陀仏となり西方浄土で迎えていること、その中に自分もいることに気が付きます。そして阿弥陀仏の願いに身を委ねることが大乗の教えであるという『浄土論』を著しました。
次は曇鸞大師です!
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2019-11-07 10:06
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