【PFAOS】ドギー・クレヴァー【アステラ】

「やぁ、僕はドギー・クレヴァー。できることは……掃除とか、文字の読み書き、とか……色々！君の力になれたら嬉しいな」

名前:ドギー・クレヴァー
性別:男
年齢:16歳
身長:163cm
一人称:僕
二人称:君、あなた

少年海賊団ジーク・フリート（illust/79117944）の一員である、元奴隷の少年。

気さくに話してくる団員には笑顔で答え、話しづらそうにしている団員にはそっと寄り添う、穏やかな人物。
船内を掃除したり、読書をする姿がよく見かけられる。戦闘は苦手だが、自衛用として『イルシュテル式魔銃（illust/79127221）』を携帯。

元奴隷ではあるが文字の読み書きは得意(理由は後述)で、いざという時の為に様々な本を読んで、知識を蓄えている。

「昔、主(マスター)が言ったんだ……『知識は武器なんだ。お前は弱いから、せめて武器はたくさん持っておきなさい』って。だから僕は本を読むんだ。君や、皆の力になりたいから」

●

元は田舎の村で農業を営む家に生まれた少年だったが、両親が立て続けに死去。一人になってしまったドギーは奴隷商に目をつけられ、連れ去られる(当時9歳)

その後、とある富豪に買われ『屋敷の掃除』などの雑用を命じられる。酷使されるわけでもなく（奴隷としては）格別の待遇だった。
主人からも気に入られていたようで、文字の読み書きを教わったり共に外出したりして暮らしていた。

人としての自由はないが、衣食住には困らない生活。
ドギーはそんな日々を享受していたが、主人と一緒に繰り出す街には、自分と同じ年頃の少年奴隷も大勢いた。
酷使され、命を削っている彼らを見て、ドギーの心は痛む。

扱いの差はあれど、自分も同じ『奴隷』……苦しむ彼らを無関係と思うことはできなかった。もしかしたら、あそこにいたのは自分だったかもしれないのだから。

『なんとかできたらいいのに』

ゆえに、ドギーは何も言えなかった。
何とかしたい、けれど何をしたらいいかもわからないし、何かして今の生活を失いたくない。

だから、このままでいよう―――彼はそう思っていた、『ジーク・フリート』を知るまでは。

●

こちらの企画(illust/78509907)に参加します！ほんとは多忙ゆえ見送るつもりだったのですが、素敵なギルドを見つけてしまい、つい筆が走りました(^ω^)動きは遅いかもですが、なにとぞよろしくお願いいたします！