【PFAOS】ルイゼ・ノイジー【ルナス】

「もっと便利な身体にしてみませんか?」

一番初めはどう思ったのかわからない。
本棚の上の書物が取れなかったのか。
人形の袖を通すのが面倒くさかったのか。
乱暴に掴まれて嫌な思いをしたこともあっただろうか。

腕がもっと長ければ、　もしくは　無ければ？

23の歳に当主を継いだ直後、実名地位家財土地奴隷使用人全てを売り払い、
魔導結社キシソノクア【illust/78952863】の門を叩く。
星光石による遠隔操作実験、擬似神経の構築、義手の製作。
結社の同志の助けも得て全てを満足のいく結果で終わらせた彼女は満を持して
自らの両腕を根元から切り落とし望んだとおりに処置をするよう求めた。

「感謝しています、協力してくださった同志と材料の皆様には」
「便利ですよ？少し場所はとりますが。」

◆ルイゼ･ノイジー
２９歳/人間/女/155センチほど
星光石による遠隔擬似神経接続を行える義肢装具士、を職業として名乗っているが
その実、『身体の合理化』を目指す研究者。
今は腕の改造で満足しているがきっと次は足、内臓、口、眼球、脳と彼女の興味は移っていくだろう。

「体現せねば、わからぬでしょう？」
「私は私の実験体でもあるのです」
「理解できませんか?悲しいですね」

頼まれればオーダーメイドの義肢、擬似神経接続のノウハウなどを売ってくれる。
「もっと便利な身体になりませんか?」
その言葉には頷いてはならない。

＊＊＊

◆pixivファンタジア Age of Starlight【illust/78509907】