【PFAOS】宵の語らい【星の船の残骸】

コンジキ【illust/79215554】の職業が職業なので障りがあるといけないなと思ってご挨拶に伺っただけのおはなし

◆
香炉からのびた煙が、光に当たって線を描いている。
「呪術師ならば、星を見ることもあるでしょう。此れにとって『こちら』の営みは、それと同じようなものですよ」
通り名しか名乗れない無礼をお許しください、と頭を下げたコンジキは勧められた席に座り話し始めると、クガイに向かいそう例えた。
「すでに『無い』星も、光が観測できれば『在る』のです。中身はただの石かもしれない、あるいは塵の塊かも。時に色が変わり、形が変わっていたとしても、星は星でしょう」
「…成程、その魔眼にとって重要なのは時間でも本質でもなく
『観測できるかどうか』なのですね」
クガイの言葉にコンジキは微笑みを返すと、出された茶をためらいなく飲み干した。
「そうですね、だから僕には、消えることを寂しいと言ったあの人の気持ちはわかりません」

「…『家族（ぼく）』といても、ヨイさんは時々ひどく寂しそうな声を出すんです。きっと、彼に必要なのは『今を共にする対等なひと』なのでしょう」
ごっこ遊びに付き合うような、軽い気持ちで『弟』になってしまったコンジキには、そう在るのは酷く難しいことに思えた。
「関係性の構築とは時間がかかってしまう事です」
友でも、好敵手でも、共犯者でも、なんでも良いのだ、と息を継ぐ。
「僕は、貴方が‘何‘であろうと構わない。それを『友』と呼ぶのならば、ヨイさんの前で貴方が『友としてそうある』のならばそれで良い」

◆このあと滅茶苦茶呪術トークした。
うおおおおん申し訳ございません2人の交流の間にハインリッヒ【illust/79664343】という野暮なことをしてしまいましたあああ！！どの時間軸でここ何処だよ的な感じなのでもうパラレル・スルー推奨でございます！！！
多分どっかでお名前拝見とかしていたんじゃなかろうか…ちょっとお話してみたかったんです・・失礼を致しました。

◆CAST
【極東侍従隊・天弓】
ひょっとしなくてもそう簡単に会えない立場の気がするクガイさん【illust/78952976】
【箱庭旅館ヨルトリ】
文章のみで失礼いたします！コンジキは友人作りをちょう応援していますヨイさん【illust/79204029】

誰かの特別になることを諦めてしまった少年【illust/79215554】

◆おかりした素材
【illust/48170166】

◆不都合などございましたらお手数ですがご一報ください
（耐え切れなくなったら消します）

時間が足りない