【PFAOS】輝き充つる深淵へ【原初の星光石】
星明りの大陸に火と轟音が響く。
原初の星光石………それがひそむ穴に群がる蟻のごとく、
3国の勢力が殺到する。
岩次 『これはもう、戦争だ……』
みんな、戦をしにここまで来たんじゃない…
だが、大穴からそびえる星光石が、その奥に潜む原初の石が、
どうしようもないほど人間を惹きつけるんだろう……
石にまつわる無数の縁が、争わざるを得ないんだろう……
ぎんだら一家はクオルギアに戻した。
何が起こるか判らないこの場に、一家を連れて巻き込みたくなかった。
一人で行くと謂った時、叔父貴は何も言わなかったが
また、怒らせちまったかな……
大穴を、既に幾人かが通ったであろう轍や足跡を追いながら
縄と八双足で降りていく。
胸に去来するのは、言葉にできない義務感……
見届ける…この旅の終わりがなんなのか、星光石とはなんなのか。
様々に背負う、それぞれの業、その終結がどうなるのか……
岩次 『!?』
突如、首の後ろに氷を当てられたような殺意……
獣臭とも見まがうほどの濃厚な………
ただの物盗りじゃない…!
穴に張り巡らされた星光石が砕け、粉塵を破り
重い塊が俺に刺し込み、穴の壁にもろとも激突した。
眼の端に見える銀の髪……
岩次 『ぐ…!! ヒュンドラ…!!』
ヒュンドラ「お前の石を、奪う………そう謂ったぞ」
返す言葉も無く始まる撃ち合い。
竜星島で感じたあの圧力が、ふたたび刃に乗せられて俺を襲う
岩次 『やめろヒュンドラ! 石が欲しけりゃ呉れてやる!』
ヒュンドラ「臆したか!三代目!!」
石の枝に脚を付けた途端、背中に感じる熱。
あの野郎、こんなところで熱線を出しやがった!
岩次 『上を見ろ!あの有様を!!石を求めてこの穴に迫る3国の王を!!
今までの星光石ですら、あの力だ!何が起こるか判らんぞ!!』
ヒュンドラ「原初の石を求めるのだ! 当然だろう!
私とて、石がなければ満たされぬ! 満たされねば生きてはゆけぬ!!」
岩次 『だったら奪うなヒュンドラ!!』
岩次 『カネを稼ぐんだよ! 商売で、石を購うんだ!!』
ヒュンドラ「来い!すくたれ者め!」
岩次 『お前も! 黒鉄島の巨人も! どうして石に命を張る!!
口も手も効くなら、他にやり方があるんじゃないのか!!』
体ごとぶつかり合い、剣と銛を競り合う。
こうして眼にする、ヒュンドラの顔……
ヒュンドラ「私を、否定するのか…!」
岩次 『違う…!!
これまでを身の内に包んで、新しい道に進むんだよ……!』
ヒュンドラ「………………………今さら」
岩次 『なに?』
ヒュンドラ「がぁあ!!」
人を超えた力で押し出され、壁に打ち付けられた。
ヒュンドラ……! お前も俺も、石に寄せられているんじゃないのか…
今なら、今ならまだ…!
岩次 『ぐえ、げほ…!』
ヒュンドラ「何も知らぬ小僧が……!!」
岩次 『……ヒュンドラ…!』
ヒュンドラ「さかしらな…! 口をおお!!!」
岩次 『ヒュンドラあああああ!!』
幹をつたい、撃ち合いながら、共に下へ降りる……いや、墜ちていく……
その先に……
その墜ち行く先に……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一章で絡んだきり、なかなか機会が無かったのですが、
このまま描かずに終わるよりはと、思い切ってお借りしました。
キャプションで好き勝手描いてましてすみません。
不都合あったればお直しします。
ヒュンドラさまってミステリアスな感じで、何があって
今の体になったのかなー、どうしてなんだろうなーって
考えて書いてみましたが、まあ、絵と併せてへいぞうの
勝手な妄想のアレなのでパラレルスルーでひとつお許し
いただけますとありがたいです。
お借りしました
■廃星ヒュンドラさま
illust/79204617
■シチュお借りしました 新星への路を繋げ
illust/80233902
■流転竜宮クオルギア
illust/78953281
■岩次
illust/78955190
■前話
illust/80238316
三枚目は、せっかく描いたのに隠れまくりの背景を供養。
大穴と原初の星光石ってシチュエーションを、へいぞうなりに
解釈して描きました 隠れまくりですけど
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
善きかな独行剣の魂たちよ
墜ち征き、すすめ
原初の石が示すのは
まばゆく涅槃か
渦巻く、地獄か
『「 ぐああああああ!!!! 」』
原初の星光石………それがひそむ穴に群がる蟻のごとく、
3国の勢力が殺到する。
岩次 『これはもう、戦争だ……』
みんな、戦をしにここまで来たんじゃない…
だが、大穴からそびえる星光石が、その奥に潜む原初の石が、
どうしようもないほど人間を惹きつけるんだろう……
石にまつわる無数の縁が、争わざるを得ないんだろう……
ぎんだら一家はクオルギアに戻した。
何が起こるか判らないこの場に、一家を連れて巻き込みたくなかった。
一人で行くと謂った時、叔父貴は何も言わなかったが
また、怒らせちまったかな……
大穴を、既に幾人かが通ったであろう轍や足跡を追いながら
縄と八双足で降りていく。
胸に去来するのは、言葉にできない義務感……
見届ける…この旅の終わりがなんなのか、星光石とはなんなのか。
様々に背負う、それぞれの業、その終結がどうなるのか……
岩次 『!?』
突如、首の後ろに氷を当てられたような殺意……
獣臭とも見まがうほどの濃厚な………
ただの物盗りじゃない…!
穴に張り巡らされた星光石が砕け、粉塵を破り
重い塊が俺に刺し込み、穴の壁にもろとも激突した。
眼の端に見える銀の髪……
岩次 『ぐ…!! ヒュンドラ…!!』
ヒュンドラ「お前の石を、奪う………そう謂ったぞ」
返す言葉も無く始まる撃ち合い。
竜星島で感じたあの圧力が、ふたたび刃に乗せられて俺を襲う
岩次 『やめろヒュンドラ! 石が欲しけりゃ呉れてやる!』
ヒュンドラ「臆したか!三代目!!」
石の枝に脚を付けた途端、背中に感じる熱。
あの野郎、こんなところで熱線を出しやがった!
岩次 『上を見ろ!あの有様を!!石を求めてこの穴に迫る3国の王を!!
今までの星光石ですら、あの力だ!何が起こるか判らんぞ!!』
ヒュンドラ「原初の石を求めるのだ! 当然だろう!
私とて、石がなければ満たされぬ! 満たされねば生きてはゆけぬ!!」
岩次 『だったら奪うなヒュンドラ!!』
岩次 『カネを稼ぐんだよ! 商売で、石を購うんだ!!』
ヒュンドラ「来い!すくたれ者め!」
岩次 『お前も! 黒鉄島の巨人も! どうして石に命を張る!!
口も手も効くなら、他にやり方があるんじゃないのか!!』
体ごとぶつかり合い、剣と銛を競り合う。
こうして眼にする、ヒュンドラの顔……
ヒュンドラ「私を、否定するのか…!」
岩次 『違う…!!
これまでを身の内に包んで、新しい道に進むんだよ……!』
ヒュンドラ「………………………今さら」
岩次 『なに?』
ヒュンドラ「がぁあ!!」
人を超えた力で押し出され、壁に打ち付けられた。
ヒュンドラ……! お前も俺も、石に寄せられているんじゃないのか…
今なら、今ならまだ…!
岩次 『ぐえ、げほ…!』
ヒュンドラ「何も知らぬ小僧が……!!」
岩次 『……ヒュンドラ…!』
ヒュンドラ「さかしらな…! 口をおお!!!」
岩次 『ヒュンドラあああああ!!』
幹をつたい、撃ち合いながら、共に下へ降りる……いや、墜ちていく……
その先に……
その墜ち行く先に……
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一章で絡んだきり、なかなか機会が無かったのですが、
このまま描かずに終わるよりはと、思い切ってお借りしました。
キャプションで好き勝手描いてましてすみません。
不都合あったればお直しします。
ヒュンドラさまってミステリアスな感じで、何があって
今の体になったのかなー、どうしてなんだろうなーって
考えて書いてみましたが、まあ、絵と併せてへいぞうの
勝手な妄想のアレなのでパラレルスルーでひとつお許し
いただけますとありがたいです。
お借りしました
■廃星ヒュンドラさま
illust/79204617
■シチュお借りしました 新星への路を繋げ
illust/80233902
■流転竜宮クオルギア
illust/78953281
■岩次
illust/78955190
■前話
illust/80238316
三枚目は、せっかく描いたのに隠れまくりの背景を供養。
大穴と原初の星光石ってシチュエーションを、へいぞうなりに
解釈して描きました 隠れまくりですけど
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善きかな独行剣の魂たちよ
墜ち征き、すすめ
原初の石が示すのは
まばゆく涅槃か
渦巻く、地獄か
『「 ぐああああああ!!!! 」』
漫画
manga
pixivファンタジアAOS
pixiv Fantasia: Age of Starlight
アステラ
Age of Starlights
原初の星光石【赤】
gennshonoseikousekiasutera
【流転竜宮クオルギア】
rutennryuuguukuorugia
星座銀行
seizaginnkou
新星への路を繋げ
あばしり岩次
幻想世界の剣豪たち
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2020-03-22 20:41
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