【PFAOS】願うならば【うずしお亭】

「……願いごと」

バーナは思う。自分の願いとは何だろう。星にかけるべき願いとは。
ラーメンの道を極める事か？　否。
まだ見ぬ食材に出会う事か？　否。
そんなことは星にかけるべき願いではない。
願いとは自分で叶えるべきものだ。自分で叶えなければいけないものだ。
ならば、今自分が願うべきことはない。
願うべきは、自分以外への願い。自分ではどうにもならないことへの願いだ。

自分はシーレーンの皆の事をさほど知らない。
世話になっている間に話した人達の中で、知っている、と断言できる人達は少ない。
しかし、その彼らの事ですら深くは知らないし、
彼らが何を願っているのかも知らない。

だが、さほど知らない人達でさえ、自分の基準から言えば悪人ではない。
ならば彼らの願いは、それが悪い願いで無いのなら叶うべきだ。

「わたしの願いは、自分でかなえる。だから――――――」

自分の願いで何かが叶うというなら、今ここで願っている人達の願いを叶えて欲しい。
ほんのわずかでも、願いを叶える一助になってほしい。
それが、バーナが星にかけた願い。

そんなこんなで、後編illust/80296419への１枚。
バーナ的には神頼みをしない主義なので、道を極めることも、食材を集めることも、
自分でやる（やらなければいけない）と考えている。
なので、自分は良いから他の人の願いを叶えてあげてね、的な。
　
２枚目は手に握ってるやつの図解。なんだかんだで出し損ねたバーナの武器の解説。
今後使われるかはあやしい。

■うちの
バーナillust/79079851