【PFAOSファンアート】自由のエレフエコー【PFAOS音楽】
【PFAOS音楽】自由のエレフエコー (Youtubeに移動します)
https://youtu.be/id1LEUneQ1U
※ヘッドフォン・イヤホン装着推奨です。
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【PFAOS】自由のエレフエコー(illust/79706179)
【PFAOS】おいしいもの(illust/79830804)
上記二作品をもとに、作者:庫倉さん(user/3149033)のキャラクターのファンアートとしてイラストと音楽を投稿させて頂きました。
※ キャラクターはフリーですが、庫倉さんのメイン活動が赤でしたので支援としてタグ付けさせて頂きました。もし問題がございましたら、大変申し訳ございませんがメッセージにてご連絡を頂けますと幸いです。
※ エレフエコーさんがどこにいらっしゃるかは当方では把握しておりません。あったかもしれない話、パラレルとして扱って頂けますと助かります。
* * * * * * *
【企画元】 pixivファンタジア Age of Starlight(illust/78509907)
[最終章] 星明かりの時代(illust/80189319)
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お借りしました⇒【PFAOS】非公式ロゴ素材(illust/79926729)
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──わたしが彼女に会ったのは偶然だった。
彼女──エレフエコーは、相棒と仲間と一緒に食事を作っていた時、急に目の前に現れた。気が付いたら居た。とても驚いた。
彼女はわたしが作っている料理が気になるらしくじっとそちらを見つめていた。作っていたのは香辛料を効かせた干し肉入りのスープ、魚のオイル付けを缶ごと温めたもの、大量の肉を焼いたものと、あぶったパンもどき。仲間の一匹が大食いなので全部多めに作っていた。
「よかったら食べますか?」
一人増えたところで困らない。夕食に彼女を誘えば、表情が変わらない顔がこくりと頷いた。
夕食をとりながら彼女と話をすると、彼女は"エコーズ"という種族なのだと判明した。仲間の精霊に聞いてみると、まれに存在する「奇蹟を起こす種族」なのだという。それ以上は不明だった。
エレフエコーも伝聞に漏れず奇蹟を起こすことができるらしい。ただし奇蹟を起こしたら消滅してしまう。
エコーズはそういうものなのだと、教えてくれた。
奇蹟と一口に言っても種類はたくさんあるらしく、どんな奇蹟かは定かでもないらしい。わたし達には元いた場所へ帰還するという願いはあったが、それはもう叶うことが確定しているので口には出さなかった。
……エレフエコーは話をしている最中、表情がほとんど変わらなかった。エコーズは表情を変えられないのかと尋ねてみたけれど、そうではないようだ。彼女"が"あまり表情を出さないだけのようだ。まだ声だけでも怒鳴って来る相棒の方が俺にはわかりやすい。
朝を迎え、わたし達はエレフエコーと別れて再び移動を開始することになった。
明るくなってから改めて彼女を見てみたところ、髪も肌も真っ白だった。エコーズはそういう種族らしい。ホワイト・レドの彼女の髪が風に揺れた。地に落ちる影の上に浮く彼女は生まれてこの方、足を地につけたことがないそうだ。私達が寝た後もどうしていたかはわからない。相棒は知っているようだが教えてはくれなかった。
朝焼けの空のようなルアンの瞳を見つめ、わたしは別れの言葉を口にした。
「良き出会いに感謝を」
https://youtu.be/id1LEUneQ1U
※ヘッドフォン・イヤホン装着推奨です。
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【PFAOS】自由のエレフエコー(illust/79706179)
【PFAOS】おいしいもの(illust/79830804)
上記二作品をもとに、作者:庫倉さん(user/3149033)のキャラクターのファンアートとしてイラストと音楽を投稿させて頂きました。
※ キャラクターはフリーですが、庫倉さんのメイン活動が赤でしたので支援としてタグ付けさせて頂きました。もし問題がございましたら、大変申し訳ございませんがメッセージにてご連絡を頂けますと幸いです。
※ エレフエコーさんがどこにいらっしゃるかは当方では把握しておりません。あったかもしれない話、パラレルとして扱って頂けますと助かります。
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【企画元】 pixivファンタジア Age of Starlight(illust/78509907)
[最終章] 星明かりの時代(illust/80189319)
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お借りしました⇒【PFAOS】非公式ロゴ素材(illust/79926729)
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──わたしが彼女に会ったのは偶然だった。
彼女──エレフエコーは、相棒と仲間と一緒に食事を作っていた時、急に目の前に現れた。気が付いたら居た。とても驚いた。
彼女はわたしが作っている料理が気になるらしくじっとそちらを見つめていた。作っていたのは香辛料を効かせた干し肉入りのスープ、魚のオイル付けを缶ごと温めたもの、大量の肉を焼いたものと、あぶったパンもどき。仲間の一匹が大食いなので全部多めに作っていた。
「よかったら食べますか?」
一人増えたところで困らない。夕食に彼女を誘えば、表情が変わらない顔がこくりと頷いた。
夕食をとりながら彼女と話をすると、彼女は"エコーズ"という種族なのだと判明した。仲間の精霊に聞いてみると、まれに存在する「奇蹟を起こす種族」なのだという。それ以上は不明だった。
エレフエコーも伝聞に漏れず奇蹟を起こすことができるらしい。ただし奇蹟を起こしたら消滅してしまう。
エコーズはそういうものなのだと、教えてくれた。
奇蹟と一口に言っても種類はたくさんあるらしく、どんな奇蹟かは定かでもないらしい。わたし達には元いた場所へ帰還するという願いはあったが、それはもう叶うことが確定しているので口には出さなかった。
……エレフエコーは話をしている最中、表情がほとんど変わらなかった。エコーズは表情を変えられないのかと尋ねてみたけれど、そうではないようだ。彼女"が"あまり表情を出さないだけのようだ。まだ声だけでも怒鳴って来る相棒の方が俺にはわかりやすい。
朝を迎え、わたし達はエレフエコーと別れて再び移動を開始することになった。
明るくなってから改めて彼女を見てみたところ、髪も肌も真っ白だった。エコーズはそういう種族らしい。ホワイト・レドの彼女の髪が風に揺れた。地に落ちる影の上に浮く彼女は生まれてこの方、足を地につけたことがないそうだ。私達が寝た後もどうしていたかはわからない。相棒は知っているようだが教えてはくれなかった。
朝焼けの空のようなルアンの瞳を見つめ、わたしは別れの言葉を口にした。
「良き出会いに感謝を」
pixivファンタジアAOS
pixiv Fantasia: Age of Starlight
【PFAOS】エコーズ
eko-zu
原初の星光石【赤】
gennshonoseikousekiasutera
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2020-03-29 19:55
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