寿司乙女の日記 第35話「はる」
朝、部屋の換気をするために部屋の窓を開いた。
すこしだけ肌を冷たくする風が部屋の中に流れ込んできた。
季節は…春。視線を上げると晴天が広がっている。
「…春らしい、いい天気♪風が…気持ちいいです。…このまえ…エビさんに補修してもらった座布団を敷いて…」
わたしはお気に入りの座布団に正座した。
座布団…お天気が良い日に天日干しておいたから…ふかふかして気持ちいい。
目の前には愛用の木の机があって…丸い形をしています。
「…そうだ!…こんな時はお茶を飲もう」
わたしはお茶を入れる為に台所に移動した。
所定の場所の茶筒を手に取った。
お茶の葉は繊細だから…湿気・空気・光・温度で影響を受けちゃうから…。
本来の葉の香りが逃げないように茶筒に入れています。
わたしはお茶を入れて、自分の部屋に移動した。
机の上に置かれたお茶からは水蒸気が立ち上っている。
「…温かい…美味しい♪…お茶♪」
わたしの大好きな空間。
和テイストが好きだから…好きな物に囲まれていると…落ち着きます♪
…そうだ!こんなにいい天気だから…引きこもりで、友達の、たこちゃんを外に誘ってみよう。
お茶を飲み干して…たこちゃんの家(ツボ)に出かけた。
「たこちゃん~!たこちゃん~!」
「……」
わたしがたこちゃんの家で呼びかけると、オクトちゃんが出てきた。
いつものように無言だけど…。
たこちゃんの家からブツブツと声が聞こえてくる。
「…母……さん。好き…好き…大好き…でも……好きすぎて…嫌い…嫌い…大ッ嫌い!……ぼく……反抗期ッ!」
「!?」
聞きなれた声…たぶん…たこちゃんの声?
内容は……こじらせちゃってる…たこちゃん…実は繊細だから…。
でも変な事を言う、たこちゃんは…いつもの事…。
「たこちゃん!」
「…え?ちゃーちゃん(茶柱)?…ぼく?…タコだけど?」
「うん、知ってる!…たこちゃん!外に遊びに行こうよ!」
わたしが声をかけると部屋(ツボ)の中からたこちゃんが出てきた。
恰好はいつものダルダルよれよれTシャツ!春らしい装いです。
ちょっと寒そうだけど…本人は大丈夫そう。
「…ごめん…ちゃーちゃん!ツボの中で新しいゲームの話を事考えてて…聞こえてなかった!
…いいよ!…たまには遊びにいこう」
「うん!行こう!」
~近くの公園~
わたしとたこちゃんとオクトちゃんは、公園の芝生にシートを敷いて座った。
桜の花が咲き始めて…所どころピンクに色ついている。
「見て見て!たこちゃん!染井吉野(ソメイヨシノ)だよ!綺麗だよ?ヨシノさんだよ?」
「……ぼー…ぼー…」
たこちゃん…ぼーっとしてる!全然わたしの話聞いてない…。
それに…気持ちの良い気候だから…ちょっと眠そう。
目を移すと、周りの植物や花が青々と元気に咲き誇っている。
わたしは自然と晴れ渡る空を見上げていた。
…お店では…緊張から失敗することも…たまにあるけど…。
空を見上げると…わたしは少しだけ癒された。
…なんでだろう?あの青色にはそんな力がある気がする。
きっと…いつも、変わらずにそこにあるからかも…しれない。
「…たこちゃん?」
「……ZZZ……ZZZ……」
たこちゃん…寝ちゃった…。
腕の中でオクトちゃんも眠ってる…。
ぎゅっと抱きしめてる…微笑ましいから…起こさないようにしよう。
こんなに良い天気の日はのんびりしたい。
「わたしも横になろうっと…」
芝生の上のシートに、わたしは寝ころんだ。
…ちょっと眠くなってきた…。
今日は春にも秋にも訪れる気持ちの良い陽気。
でも…夏も暑くて…うぅ…夏!って感じだし…冬は温かい食べ物がおいしいし…。
やっぱり四季の移り変わりは面白いな♪なんだか…たこちゃんみたい♪
「…ふぁあ…わたしも…ねむくな…ZZZ」
すこしだけ肌を冷たくする風が部屋の中に流れ込んできた。
季節は…春。視線を上げると晴天が広がっている。
「…春らしい、いい天気♪風が…気持ちいいです。…このまえ…エビさんに補修してもらった座布団を敷いて…」
わたしはお気に入りの座布団に正座した。
座布団…お天気が良い日に天日干しておいたから…ふかふかして気持ちいい。
目の前には愛用の木の机があって…丸い形をしています。
「…そうだ!…こんな時はお茶を飲もう」
わたしはお茶を入れる為に台所に移動した。
所定の場所の茶筒を手に取った。
お茶の葉は繊細だから…湿気・空気・光・温度で影響を受けちゃうから…。
本来の葉の香りが逃げないように茶筒に入れています。
わたしはお茶を入れて、自分の部屋に移動した。
机の上に置かれたお茶からは水蒸気が立ち上っている。
「…温かい…美味しい♪…お茶♪」
わたしの大好きな空間。
和テイストが好きだから…好きな物に囲まれていると…落ち着きます♪
…そうだ!こんなにいい天気だから…引きこもりで、友達の、たこちゃんを外に誘ってみよう。
お茶を飲み干して…たこちゃんの家(ツボ)に出かけた。
「たこちゃん~!たこちゃん~!」
「……」
わたしがたこちゃんの家で呼びかけると、オクトちゃんが出てきた。
いつものように無言だけど…。
たこちゃんの家からブツブツと声が聞こえてくる。
「…母……さん。好き…好き…大好き…でも……好きすぎて…嫌い…嫌い…大ッ嫌い!……ぼく……反抗期ッ!」
「!?」
聞きなれた声…たぶん…たこちゃんの声?
内容は……こじらせちゃってる…たこちゃん…実は繊細だから…。
でも変な事を言う、たこちゃんは…いつもの事…。
「たこちゃん!」
「…え?ちゃーちゃん(茶柱)?…ぼく?…タコだけど?」
「うん、知ってる!…たこちゃん!外に遊びに行こうよ!」
わたしが声をかけると部屋(ツボ)の中からたこちゃんが出てきた。
恰好はいつものダルダルよれよれTシャツ!春らしい装いです。
ちょっと寒そうだけど…本人は大丈夫そう。
「…ごめん…ちゃーちゃん!ツボの中で新しいゲームの話を事考えてて…聞こえてなかった!
…いいよ!…たまには遊びにいこう」
「うん!行こう!」
~近くの公園~
わたしとたこちゃんとオクトちゃんは、公園の芝生にシートを敷いて座った。
桜の花が咲き始めて…所どころピンクに色ついている。
「見て見て!たこちゃん!染井吉野(ソメイヨシノ)だよ!綺麗だよ?ヨシノさんだよ?」
「……ぼー…ぼー…」
たこちゃん…ぼーっとしてる!全然わたしの話聞いてない…。
それに…気持ちの良い気候だから…ちょっと眠そう。
目を移すと、周りの植物や花が青々と元気に咲き誇っている。
わたしは自然と晴れ渡る空を見上げていた。
…お店では…緊張から失敗することも…たまにあるけど…。
空を見上げると…わたしは少しだけ癒された。
…なんでだろう?あの青色にはそんな力がある気がする。
きっと…いつも、変わらずにそこにあるからかも…しれない。
「…たこちゃん?」
「……ZZZ……ZZZ……」
たこちゃん…寝ちゃった…。
腕の中でオクトちゃんも眠ってる…。
ぎゅっと抱きしめてる…微笑ましいから…起こさないようにしよう。
こんなに良い天気の日はのんびりしたい。
「わたしも横になろうっと…」
芝生の上のシートに、わたしは寝ころんだ。
…ちょっと眠くなってきた…。
今日は春にも秋にも訪れる気持ちの良い陽気。
でも…夏も暑くて…うぅ…夏!って感じだし…冬は温かい食べ物がおいしいし…。
やっぱり四季の移り変わりは面白いな♪なんだか…たこちゃんみたい♪
「…ふぁあ…わたしも…ねむくな…ZZZ」
オリジナルキャラ
original character
寿司
sushi
創作
creation
創作キャラ
Original character
女の子
girl
寿司擬人化
寿司乙女
食べ物擬人化
food anthropomorphization
sushi
イラスト
illustration
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303
2020-04-01 08:58
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