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光をもたらす者

[ルシファー]

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かつて、至高の天使がいた。
彼は神を愛し、その創造物の全てを愛したが、神が創造の失敗作とした者たちを殊更に愛した。
地の底で蠢くその者たちにも光を、と思ったのは、その名が示す意味からも必然だったのかもしれない。
自らの在り方をかけて天界と戦い、敗れ、多くの仲間と堕天した日。空に現れた流星群と共に、天から堕ちてもなお、暗闇の中を導く一筋の光の様に、金星が輝いていたという。
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2020-07-06 21:25

 姶良


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