蚊學2020年20号「淀川坐医祖神図(よーどがわいそじんのず)」
『大阪御一新神社巡礼記』にいはく
近来はやり病に評判の医祖神
御正体は少彦名尊とも神農ともいふ
淀川の流れに枕し石に漱ぎて
神仙の秘法を得させたまふとぞ
みづからの姿を描ける札を門前に貼れば
即ち万病除災に効有りと御神託せさせたまふ
尚国ゆづりの大黒しんは別に祀られたまへり
名をば松井明神とも橋下大明神とも聞くがしらず云々
世の落首にいふ
難波江のよし村さきに嗽せば 武蔵の国も口漱ぎたり
(難波江が泡立ち紫の葦が繁るころ、大阪の医祖神の評判を聞いた遠い武蔵の国でもうがいをしていることだろう)
夢と見て露に消えても淀にありなにはさておき御しゅうしん也
(秀吉は死の間際にあっても一心に淀殿を思い続けていた、そのようにヨードのうがい液ごときに国中が執心しており、みなが就寝しているかのごとく寝ぼけている)
近来はやり病に評判の医祖神
御正体は少彦名尊とも神農ともいふ
淀川の流れに枕し石に漱ぎて
神仙の秘法を得させたまふとぞ
みづからの姿を描ける札を門前に貼れば
即ち万病除災に効有りと御神託せさせたまふ
尚国ゆづりの大黒しんは別に祀られたまへり
名をば松井明神とも橋下大明神とも聞くがしらず云々
世の落首にいふ
難波江のよし村さきに嗽せば 武蔵の国も口漱ぎたり
(難波江が泡立ち紫の葦が繁るころ、大阪の医祖神の評判を聞いた遠い武蔵の国でもうがいをしていることだろう)
夢と見て露に消えても淀にありなにはさておき御しゅうしん也
(秀吉は死の間際にあっても一心に淀殿を思い続けていた、そのようにヨードのうがい液ごときに国中が執心しており、みなが就寝しているかのごとく寝ぼけている)
風刺
satire
パロディ
parody
蚊学
ブラックユーモア
burakkuyu-moa
コロナウイルス
coronavirus
吉村洋文
yoshimurahirofumi
イソジン
isojinn
少彦名命
sukunahikonomikoto
神農
shinnnou
大阪府知事
2
3
408
2020-08-05 12:01
Comments (0)
No comments