Harvest Garden 3

飲食スペース
「迷宮王国」にて…。
　
　
　
　
「今日のビンゴ大会も盛り上がってたわね～、司会進行お疲れ様！」
「ありがとうございます！皆さんに楽しんでいただけると、心做しかこっちも楽しくなるんですけど♪」
「……ん？ショウジョウトキ、その衣装は？」
「あっ、これですか？？ハーベストがーでんに合わせて持参してきました！」
「へぇ～、結構似合ってるわね！可愛いじゃない！」
「雰囲気がマッチしてますよね！使い回しですけど、お月見会の時の衣装ですよ！」
「あ～、そういえば少し経ったらお月見もあるわよね……」
「チーターさん、それ向けにイベント行事考えていただけますか……？」
「ええ、もちろん！サンクチュアリはそういうの抜かりないんだから！」
「さすがチーターさんです！お願いしますね♪」
「あら、あなたが運んでるものは？」
「これですか？オグロヌーさんが作ってくれたんです！採った果物を使ったパフェですよ♪」
「なかなか美味しそうね！何気に迷宮王国のメニュー第一弾じゃないかしら？？」
「一応試作品の段階ですけど、味見担当のお二方にはOKもらってます！よろしければチーターさんも食べますか？」
「いいの？？じゃあ食べさせてもらうわね！」
「このパフェ、ものっすごく美味しいですからね～」
「いや～……オグロヌーには改めて驚かされたわね、ひそかにフルーツ農園を所有してたなんて……」
「おそらく果物食べ放題ですよね？？羨ましいんですけど！」
「じゃあオグロヌーに交渉してみるわね！あの子は融通が効くから、すんなりOKしてくれるわ！」
「お願いします！楽しみなんですけど♪」
「あとは野菜よね～……オグロヌーの農園、専ら果物しか栽培してないから悩みどころよね……」
「……あっ、チーターさん！」
「ん？なぁに？」
「ちょっとタヌキさんから聞いた話なんですけど……」
「話？何なのかしら……？」
「ニホンオオカミさんが、採れたての野菜をサンクチュアリで振る舞いたいらしいんですよ！
「えっ？ニホンオオカミが？？」
「後ほど、お二方からも話あると思うんですけど……どうやらニホンオオカミさんも野菜の農園を所有しているらしいんです！」
「……あっ！そういえば……確かにそうね！！」
「あとは、自家製のマヨネーズも振る舞うみたいで、それから……」
「よし！ニホンオオカミを今すぐサンクチュアリに呼びましょ！！」
「チーターさん、決断の速さも地上最速なんですけど……！」