マリュアンニ・リージュお嬢様の 放課後いもいもウォーク
先日の制服コミュニケーションで頒布した漫画の一作『放課後いもいもウォーク』の紹介です。
キーパーソンの女の子は、マリュアンニ・リージュ(Marriuanni Lhige)という名前にしました。
名前を考える負担を省こうと思っていましたが、名前を付けていないキャラクターについて、こうして文章で取り上げるのはとても不便なので、できるだけ名前を付けておくことにしました。
これまで公表してきたリンナミーシャ、ラゼンパといったキャラクターと充分に違いがある名前にしたつもりです。つづりが少し複雑だけど、まあ、ブティジェッジさんほどではないでしょう…。
本作のシナリオは大げさなドタバタばかりという感じがしますが、執筆開始ぎりぎりまでいろいろな点を迷って判断を重ねた結果でした。
マリュアンニお嬢様はいもむしが苦手で、いもむしラゼンパと出くわすたびに取り乱してしまいます。
この性格のアイデア自体は以前からあったのですが、いつの間にか採用しないまま年月が流れていました。
今回、制服コミュニケーションに合わせて、日常的に制服を着る人物を作成することにしたので、長い間見送っていた性格案を使ってみたというわけです。
ただ、当初の案とは違います。今年の夏ごろまで思い描いていた案では、意地の悪い嫌われ者にしようとしていました。
…たとえば、野菜が嫌いということにして、はっと気が付くと目の前で、いもむしラゼンパ君が野菜をモリモリ食べている、それでショックを受けてしまう…という感じです。
同級生のミルコーロや、リンナミーシャ達周囲の人々に悪口を言ったり嫌がらせをしたりする、でもいもむしが苦手で、ラゼンパのせいで悪だくみがいつも失敗する…そんな案を考えていました。
それでも、敵とか憎まれ役というものをあえて作る作品にはしない、という考え方はこれまでも守ろうとしてきたし、今回も避ける方がいいと考えました。
敵を作ってあざ笑うことは悪循環に陥るんです。怒りがわいてくる時は現実にはありますが、相手を安易におとしめる前に、もっと平和的な方法を探らなければならないものです。
相手の欠点を笑うのに、自分の欠点は尊重されるべきだと言えば、自分の都合に合わせた複雑怪奇な線引きをしてしまうことになるんです。
こういうことは以前にも考えてきたし、たしか投稿の話題にしたこともあります。敵を作る方法はとらないという点は、また今度時間がある時に取り上げることにします。
とにかくそれで、彼女はいい人だということにして、周囲から嫌われてもいないし、笑い飛ばされることもない、その方針を守れる作品にしよう、ということにしました。
ただ、こうやって方針を見定めるまでに日数を無駄にしてしまったので、今回の作品は、不完全な部分が多く残ってしまいました。
不完全な漫画かもしれませんが、それでも経験の蓄積にはつなげようと思って、描き方ではいくつかのことを試してみました。
人物の動きの多様さとか、樹木や水流といった自然物を、効率よく描く工夫といったことです。今回が完全だったわけではありませんが、今後さらに視覚的な工夫をする作品を制作できるようにと、試したことです。
そうして描けるものを増やしてゆく経験と、マリュアンニお嬢様のような明快な活かし方のあるキャラクターで、今後より面白い漫画を制作できるように目指してゆきます。
当日持参していた新刊は、あと3作あります。
その中から次回の投稿では『ターミナルストリートの夜』を紹介する予定です。
キーパーソンの女の子は、マリュアンニ・リージュ(Marriuanni Lhige)という名前にしました。
名前を考える負担を省こうと思っていましたが、名前を付けていないキャラクターについて、こうして文章で取り上げるのはとても不便なので、できるだけ名前を付けておくことにしました。
これまで公表してきたリンナミーシャ、ラゼンパといったキャラクターと充分に違いがある名前にしたつもりです。つづりが少し複雑だけど、まあ、ブティジェッジさんほどではないでしょう…。
本作のシナリオは大げさなドタバタばかりという感じがしますが、執筆開始ぎりぎりまでいろいろな点を迷って判断を重ねた結果でした。
マリュアンニお嬢様はいもむしが苦手で、いもむしラゼンパと出くわすたびに取り乱してしまいます。
この性格のアイデア自体は以前からあったのですが、いつの間にか採用しないまま年月が流れていました。
今回、制服コミュニケーションに合わせて、日常的に制服を着る人物を作成することにしたので、長い間見送っていた性格案を使ってみたというわけです。
ただ、当初の案とは違います。今年の夏ごろまで思い描いていた案では、意地の悪い嫌われ者にしようとしていました。
…たとえば、野菜が嫌いということにして、はっと気が付くと目の前で、いもむしラゼンパ君が野菜をモリモリ食べている、それでショックを受けてしまう…という感じです。
同級生のミルコーロや、リンナミーシャ達周囲の人々に悪口を言ったり嫌がらせをしたりする、でもいもむしが苦手で、ラゼンパのせいで悪だくみがいつも失敗する…そんな案を考えていました。
それでも、敵とか憎まれ役というものをあえて作る作品にはしない、という考え方はこれまでも守ろうとしてきたし、今回も避ける方がいいと考えました。
敵を作ってあざ笑うことは悪循環に陥るんです。怒りがわいてくる時は現実にはありますが、相手を安易におとしめる前に、もっと平和的な方法を探らなければならないものです。
相手の欠点を笑うのに、自分の欠点は尊重されるべきだと言えば、自分の都合に合わせた複雑怪奇な線引きをしてしまうことになるんです。
こういうことは以前にも考えてきたし、たしか投稿の話題にしたこともあります。敵を作る方法はとらないという点は、また今度時間がある時に取り上げることにします。
とにかくそれで、彼女はいい人だということにして、周囲から嫌われてもいないし、笑い飛ばされることもない、その方針を守れる作品にしよう、ということにしました。
ただ、こうやって方針を見定めるまでに日数を無駄にしてしまったので、今回の作品は、不完全な部分が多く残ってしまいました。
不完全な漫画かもしれませんが、それでも経験の蓄積にはつなげようと思って、描き方ではいくつかのことを試してみました。
人物の動きの多様さとか、樹木や水流といった自然物を、効率よく描く工夫といったことです。今回が完全だったわけではありませんが、今後さらに視覚的な工夫をする作品を制作できるようにと、試したことです。
そうして描けるものを増やしてゆく経験と、マリュアンニお嬢様のような明快な活かし方のあるキャラクターで、今後より面白い漫画を制作できるように目指してゆきます。
当日持参していた新刊は、あと3作あります。
その中から次回の投稿では『ターミナルストリートの夜』を紹介する予定です。
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2020-10-23 23:40
Comments (3)
ラゼンパくんと出くわしたいですっ! (*´ω`*)かわいい…
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