さめにんぎよのスクアーロ（きみのすむせかい2）

出血によって意識を失ったテイッツァーノは海の中で目を醒ました。鮫スクアーロいわく「一時的に不死身になっている」のだという…「人魚を食べ、"明日も" スクアーロに会いたいと願ったから」なのだそう…　　

鮫スクアーロが必死に（あした）の提案をしてきたのは彼を死なせない為だった。

ティッツァーノの復活を喜ぶ鮫スクアーロを尻目に、ティッツァーノ本人は不機嫌だった。彼は「己の命はパッショーネの為にあり、パッショーネの為に死ぬもの」と考えていた。だから「たかが"魚"に自分の命と心をにぎられてしまった」ことに戸惑った。

それで…まるで（自分が生き返ったのは🦈の為ではない）と言わんばかりに、スクアーロが言った"あしたの提案"を次々に実行させていく