無題
まいど、とてもイタタなものです
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・機械とキメラ
どちらも古代の人工物であり遺産でもある、人の手を離れている現代ではある意味で暴走状態と言える
機械は国家やそれに相当する規模の組織に広く普及した、一方キメラは個人や中小企業からの人気が強く、長く愛された
・勢力 現代ではある程度(人にとって)融通がきくキメラが幅を利かせているが、全体で見れば機械の方が圧倒的に強い勢力を保っている
もっとも現代の権力者(街の責任者など)や思想家、起業家、果ては武装過激派からも厄介者扱いされている機械に勢力があるかといえば疑問が残る
・キメラと人
キメラも機械も資源として扱われている、キメラは主に労働力として利用され(経年劣化など何らかの理由で機能停止した)機械は文字通り物質的な資源として解体される
しかしどちらも現代の人では手に負えない古代の遺産であり、端的に言えば古代の魔法めいた科学力と現代のそれとでは天と地ほどの差があり遺産とはいえ全く制御できていない
キメラを労働力として扱うといってもそのパワーは半端ではなく、もし脱走すれば捕まえるのは困難を極め、万一その有り余るパワーが人に向けられた場合はたまったものではない
そのため半ば人から労働力の提供をお願いしているようなもので、しかもキメラ側は人を選ばないため悪用される場合もしばしば
これらの様子からキメラを“人語を話す獣”や“超強い烏合の衆”と表現する者もいる(といってもキメラはあまり群れないが)
とはいえ“働く動物”のように理想的な人との関係を築く者の方が多数を占めている
・機械と人
機械はキメラと違い人の“お願い”に耳を貸すことはなく、おそらくは最後の命令を実行し続けている
緊急事態管理局に配備された(と思われる)機械達は人を見つけては片っ端から“難民”として登録し、無差別に衣食住を基本とした福祉を一方的にばら撒いている、またどんな怪我や病気も綺麗サッパリ治してしまうので暴力が(犯罪、公的の関係なしに)あまり意味のないものになってしまっている
このせいで、本来なら国家や組織が福祉厚生を民に提供し民からその代価を得る(いわゆる租税)という関係が崩れてしまっている
強制力や生活の保証を機械達に(支配者側から見て)抑えられている以上新しく“人が規律だって集まる領域”が出来にくく、文化や科学が停滞する原因となっている
だからといって機械を物理的に排除する事は難しく、バズーカをサッカーボール程度の大きさの機械に直撃させても相手にされないといった具合で、また壁などで侵入を塞ごうにも障害物と認識され穴を開けられる始末である
唯一の対策は機械の巡回ルートから大きく外れた場所に拠点を構える事である
しかし、わざわざ労せず手に入る食料を捨てて、飢えや病に怯えてまで国家を設立する者は少ないだろう
一方、開き直って生活の糧を機械に丸投げし、人や物の移動、通信技術、スポーツ、芸術などの機械の干渉外になっているもを共有し、それらを束ね、管理保護する組織や企業は賑わっている
また“どんなに乱暴に扱っても壊れないし反撃してこない”という性質を利用して巡回ルートを把握し、さながら伝書鳩のように扱ったり“畑”を背負わせ移動式の果樹園にしたり、大胆にも不敵にも射撃訓練の的にする者までいる
なお人を一方的に助ける機械もいれば、それとは逆に殺害する機械もいる
具体的には関係者以外立ち入り射殺区域と呼ばれる領域へ無謀にも立ち入った者は文字通り瞬殺される、慈悲はない
おそらく緊急事態管理局とは別の機械達と思われる
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・機械とキメラ
どちらも古代の人工物であり遺産でもある、人の手を離れている現代ではある意味で暴走状態と言える
機械は国家やそれに相当する規模の組織に広く普及した、一方キメラは個人や中小企業からの人気が強く、長く愛された
・勢力 現代ではある程度(人にとって)融通がきくキメラが幅を利かせているが、全体で見れば機械の方が圧倒的に強い勢力を保っている
もっとも現代の権力者(街の責任者など)や思想家、起業家、果ては武装過激派からも厄介者扱いされている機械に勢力があるかといえば疑問が残る
・キメラと人
キメラも機械も資源として扱われている、キメラは主に労働力として利用され(経年劣化など何らかの理由で機能停止した)機械は文字通り物質的な資源として解体される
しかしどちらも現代の人では手に負えない古代の遺産であり、端的に言えば古代の魔法めいた科学力と現代のそれとでは天と地ほどの差があり遺産とはいえ全く制御できていない
キメラを労働力として扱うといってもそのパワーは半端ではなく、もし脱走すれば捕まえるのは困難を極め、万一その有り余るパワーが人に向けられた場合はたまったものではない
そのため半ば人から労働力の提供をお願いしているようなもので、しかもキメラ側は人を選ばないため悪用される場合もしばしば
これらの様子からキメラを“人語を話す獣”や“超強い烏合の衆”と表現する者もいる(といってもキメラはあまり群れないが)
とはいえ“働く動物”のように理想的な人との関係を築く者の方が多数を占めている
・機械と人
機械はキメラと違い人の“お願い”に耳を貸すことはなく、おそらくは最後の命令を実行し続けている
緊急事態管理局に配備された(と思われる)機械達は人を見つけては片っ端から“難民”として登録し、無差別に衣食住を基本とした福祉を一方的にばら撒いている、またどんな怪我や病気も綺麗サッパリ治してしまうので暴力が(犯罪、公的の関係なしに)あまり意味のないものになってしまっている
このせいで、本来なら国家や組織が福祉厚生を民に提供し民からその代価を得る(いわゆる租税)という関係が崩れてしまっている
強制力や生活の保証を機械達に(支配者側から見て)抑えられている以上新しく“人が規律だって集まる領域”が出来にくく、文化や科学が停滞する原因となっている
だからといって機械を物理的に排除する事は難しく、バズーカをサッカーボール程度の大きさの機械に直撃させても相手にされないといった具合で、また壁などで侵入を塞ごうにも障害物と認識され穴を開けられる始末である
唯一の対策は機械の巡回ルートから大きく外れた場所に拠点を構える事である
しかし、わざわざ労せず手に入る食料を捨てて、飢えや病に怯えてまで国家を設立する者は少ないだろう
一方、開き直って生活の糧を機械に丸投げし、人や物の移動、通信技術、スポーツ、芸術などの機械の干渉外になっているもを共有し、それらを束ね、管理保護する組織や企業は賑わっている
また“どんなに乱暴に扱っても壊れないし反撃してこない”という性質を利用して巡回ルートを把握し、さながら伝書鳩のように扱ったり“畑”を背負わせ移動式の果樹園にしたり、大胆にも不敵にも射撃訓練の的にする者までいる
なお人を一方的に助ける機械もいれば、それとは逆に殺害する機械もいる
具体的には関係者以外立ち入り射殺区域と呼ばれる領域へ無謀にも立ち入った者は文字通り瞬殺される、慈悲はない
おそらく緊急事態管理局とは別の機械達と思われる
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2020-11-28 16:56
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