結び目と鋏

人間関係を壊してきた過去は変えられないから、乱数は死ぬまで「他人を信じられるだろうか」という命題からは逃れられなくて
幻太郎と帝統を信じたいけど罪の記憶が邪魔をする

その一方で、罪悪感を紛らわすために縦ピザしちゃう愚かさを持っている一郎、やってることの方向性は一見良さそうだけど実際は超自分勝手、しかもそのことを自覚していない罪深さがある一郎、そんなあまりに人間臭くて不完全で正しくない一郎が「だからこそ信じるんだ！」って叫び続けてる

そんな一郎の生き方を見ていたら僕にもできるかもしれない、そこには救いがあるかもしれないという希望をやりたかったです
過去は変えられないけど未来は自分で選んで作っていける、そこに人の輝きがあると私は思います