【PFMOH】陸上輸送船団「はこぶね」

　数百年に渡って遠くの場所と場所、ヒトとヒトとの間で物を運び続ける装甲騎竜共同体である。その活動圏はヘヴンより西方の文明圏を中心としながらも、大陸の東西に広く延びている。十数年前から女王がヘヴン周辺で活発に活動を始めるに伴い、共同体全体の活動中心部も東へと寄ってきている。

　共同体を構成する装甲騎竜は活動圏に広く分散しており、そうと呼ばれながらも”船団”を形成する事は稀で、少数での行動が殆どだ。

　彼女らはその力によって人々の余剰を富に変え、その一部を報酬として糧食を得る。その活動が、いくばくかの人々にとっての見ず知らずの”奪える富を持つだけの他人”を、協力してくれるかもしれない”顔を知らないだけの隣人”に変えていたりするのだが、その影響力に関してほとんどの者たちは無自覚でいる。

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　ドレッドノートクイーン・スノウホワイト
　「はこぶね」の長。
　ヒトガタ：身長　144cm
　リュウガタ：全長　252.5m　すごいおもい
　故郷は遥か西に広がる大砂漠であるが、都らしきものを彼女は見たことが無い。白い体色に雪の色を連想し名づけられたのは、人々にとってその姿が遠いヘヴンの雪を冠した山脈と重なったからだという。

　戦うのはお腹が空くから嫌だった。
　怖い言い伝えを忘れる事が出来なった。
　だから物運びを始めた。
　それを必要とする人々が居たのはたまたまで、きっと何よりの幸運であった。
　そして今、自分の名前と縁のある場所に人々が集まり、多くを必要としてるらしい。
　ヘヴンの頂にあるとされるものにさほど興味は無かったが、それで十分だった。

　此度もまた、沢山の物資とヒトとを乗せて麓に現れる。ヒトの集まるところ一つ一つ回って荷を降ろしていく。載せるものは生きるための糧、彼女からのお土産は彼女が見てきたもの関わってきた人々のお話だ。

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補足
　のんびり屋。ですます基本の割と丁寧な言葉使いをする。国を相手に仕事をする為にと古い友人に叩き込まれたものがルーツであるが、周りの影響を受けやすく貴族感をつゆほどにも感じさせない。
　当然、食いしん坊。山登りはしません。

　船団、団長共にNPCみたいなものです。集まる大勢の冒険者たちの生きる糧、山攻め物資に不安があるなら彼女らをフレーバーとし解決してみるのはいかが？　あくまで選択肢の一つとして。

お借りした設定：装甲騎竜【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12329133】

pixivファンタジアMOH【illust/87556705】