ニャビーの旅日記🐾⑯/(完)
ルガルガン『よっしゃ!到着っと☆』
白虎『んじゃ、我らがマスター様に任務報告といきますか』
ルガルガン『おうよ☆万事解決ってな』
ブラッキー『俺は貴様らがチームとは認めてねぇからなッ!』
ルガルガン『何言ってやがんだよ?化物は白虎が一人で倒した様なモンじゃねぇか…第一、テメーは今回良いとこ無しだったくせによ』
ブラッキー『…何だとッ?!』
白虎『まぁ、そう言うなって…これからは長い付き合いになるんだしよ☆』
ブラッキー『チッ!』
ニャビー『…』
ニンフィア『…ニャビー、どうしたの?』
ニャビー『…ニンフィア』
ニンフィア『?』
ニャビー『…オマエに話しておきたい事がある…少し私に付き合って貰えないだろうか?』
ニンフィア『…え?』
ニャビー『あまり時間は取らせないつもりだ』
ニンフィア『…いいわよ…付き合ってあげる』
ニャビー『…ありがとう…すまないが…付いて来てくれ』
ニンフィア『…わかったわ』
~☆~
ニャビー『…』
ニンフィア『(まさか…ニャビー、アタシに告白するつもり?もう!…白虎が変な事言うから…意識しちゃうじゃない///)』
ニャビー『…ニンフィア、疲れている所を付き合わせて…すまない』
ニンフィア『え?へ?…ア、アタ…アタシは別にッ///』
ニャビー『ん?何やら顔が紅い様だが…体調が悪いのか?…なら』
ニンフィア『き、気にしないでッ///アタシなら大丈夫だから///』
ニャビー『…そうか?』
ニンフィア『…え、えぇ』
ニャビー『…』
ニンフィア『…ニャビー?』
ニャビー『…すまない…少し…考え事をしていた』
ニンフィア『そ…そう』
ニャビー/ニンフィア『…』
ニャビー/ニンフィア『…その…』
ニャビー『ん?どうした?』
ニンフィア『…あ、ごめんなさい///』
ニャビー『…本当に大丈夫か?様子が変だぞ?』
ニンフィア『(ダメダメッ!しっかりしなきゃ…アタシが…こんなんじゃ!いつも通り…いつも通りにッ///)』
ニャビー『…ニンフィア?』
ニンフィア『…その…ニャビー…貴方の話の前に…アタシの質問に答えて貰えないかしら?』
ニャビー『…構わないが』
ニンフィア『…あの時、貴方はどうして《あんな真似》をしたの?』
ニャビー『…』
ニンフィア『…一歩間違えていたら貴方は死んでいたかも知れないのよ?…アタシみたいな赤の他人の為に…どうして?』
ニャビー『…私にとって、オマエは《赤の他人》なんかじゃない』
ニンフィア『…え?///』
ニャビー『…私は…あの時、オマエに危険が迫った時…《オマエを失いたくない》…そう思った』
ニンフィア『…』
ニャビー『その想いが過った瞬間…思考より先に身体が勝手に動いていた…私はオマエを護る…その為なら…この命、惜しくなんかなかった』
ニンフィア『アタシには…理解出来ない…アタシは…貴方の命と引き換えに助かったって…そんなのッ!全然、嬉しくなんかないッ!』
ニャビー『…すまない』
ニンフィア『…でも…貴方が無事で…本当に良かった…これはアタシの素直な気持ち』
ニャビー『…』
ニンフィア『…少し叫んだらスッキリしたわ…それで?貴方の話って…何?』
ニャビー『…』
ニンフィア『…ニャビー?』
ニャビー『…ニンフィア…私の…《家族》になってくれ』
ニンフィア『…え?///』
ニャビー『…オマエは…私にとって特別な存在なんだ…私は…初めて街で出逢った《あの日》からオマエの事ばかり考えていた…こんな気持ちは初めてなんだ…日に日にオマエが私の中で大きくなって抑え切れないんだ』
ニンフィア『…そんな事…急に言われても…アタシ///』
ニャビー『オマエを…困らせるつもりじゃ無かった…返事は今じゃ無くても構わない…私の《独りよがり》な感情で…オマエを不安な気持ちにさせて…本当に…すまない』
ニンフィア『…アタシは…別に』
ニャビー『…私は…明日、ギルドを絶つ』
ニンフィア『…え?』
ニャビー『…返事は…その時に聞かせて欲しい』
ニンフィア『…ちょ、ちょっと待ちなさいよッ!ギルドを絶つって…どういう事よッ!』
ニャビー『…今回の任務に向かう前から決めていた…この任務を無事に終える事が出来たら…私は《ギルドを抜けよう》と』
ニンフィア『…そんな勝手な事ッ!』
ニャビー『…もし、オマエが良ければ…私と共に里に来て欲しい…』
ニンフィア『…そんな事…』
ニャビー『…明日…オマエが来なかった…その時は…それがオマエの返事と理解して…私もオマエを諦める…今後…会う事も無いだろう』
ニンフィア『…そんなの…ズルいわッ!卑怯よッ!』
ニャビー『…かも知れないな…私は…つくづく不器用だ…自分でも嫌気が座す』
ニンフィア『…』
ニャビー『…話は終わりだ…戻るとしよう』
ニンフィア『…えぇ』
~(次の日の朝)~
ルガルガン『…このギルドとも長い付き合いだったな』
ニャビー『…そうだな』
ルガルガン『…本当に…いいのか?』
ニャビー『…あぁ…もう未練は無い』
ルガルガン『…そっか…なら…行くか?』
ニャビー『…あぁ』
ニンフィア『待ちなさいよッ!』
ニャビー『…ニンフィア?』
ニンフィア『まさか…アタシを置いて行くつもり?』
ニャビー『…いい…のか?本当に』
ニンフィア『…何よ?付いて来いって言ったのは貴方じゃない』
ニャビー『…』
ニンフィア『…これが…アタシの《答え》よ///』
ニャビー『…』
ニンフィア『…だから…ちゃんと責任…取ってよね///』
ニャビー『…あ、あぁ///』
ルガルガン『まさか本当にモノにするとはな…予想外だぜ』
ニャビー『…どういう意味だ?(ギロッ)』
ルガルガン『別に変な意味じゃねぇよ』
ニャビー『…』
ニンフィア『…それじゃあ…連れて行って…アタシの新しい《居場所》へ///』
ニャビー『…あぁ…わかった』
ブラッキー『…』
白虎『…いいのか?引き留めなくてよ』
ブラッキー『何故だ?…俺には…関係ねぇ話だ』
白虎『…そうかい…じゃ、俺も行くとするか…あばよ、若造ッ!』
ブラッキー『…フンッ!』
ニャビー『では…帰るとするか…《私達の家》へ!!』
ー《ニャビーの旅日記🐾《完》》ー
間がかなり開いてしまって申し訳ありませんッ!
…では、《あとがき》に続くッ☆
白虎『んじゃ、我らがマスター様に任務報告といきますか』
ルガルガン『おうよ☆万事解決ってな』
ブラッキー『俺は貴様らがチームとは認めてねぇからなッ!』
ルガルガン『何言ってやがんだよ?化物は白虎が一人で倒した様なモンじゃねぇか…第一、テメーは今回良いとこ無しだったくせによ』
ブラッキー『…何だとッ?!』
白虎『まぁ、そう言うなって…これからは長い付き合いになるんだしよ☆』
ブラッキー『チッ!』
ニャビー『…』
ニンフィア『…ニャビー、どうしたの?』
ニャビー『…ニンフィア』
ニンフィア『?』
ニャビー『…オマエに話しておきたい事がある…少し私に付き合って貰えないだろうか?』
ニンフィア『…え?』
ニャビー『あまり時間は取らせないつもりだ』
ニンフィア『…いいわよ…付き合ってあげる』
ニャビー『…ありがとう…すまないが…付いて来てくれ』
ニンフィア『…わかったわ』
~☆~
ニャビー『…』
ニンフィア『(まさか…ニャビー、アタシに告白するつもり?もう!…白虎が変な事言うから…意識しちゃうじゃない///)』
ニャビー『…ニンフィア、疲れている所を付き合わせて…すまない』
ニンフィア『え?へ?…ア、アタ…アタシは別にッ///』
ニャビー『ん?何やら顔が紅い様だが…体調が悪いのか?…なら』
ニンフィア『き、気にしないでッ///アタシなら大丈夫だから///』
ニャビー『…そうか?』
ニンフィア『…え、えぇ』
ニャビー『…』
ニンフィア『…ニャビー?』
ニャビー『…すまない…少し…考え事をしていた』
ニンフィア『そ…そう』
ニャビー/ニンフィア『…』
ニャビー/ニンフィア『…その…』
ニャビー『ん?どうした?』
ニンフィア『…あ、ごめんなさい///』
ニャビー『…本当に大丈夫か?様子が変だぞ?』
ニンフィア『(ダメダメッ!しっかりしなきゃ…アタシが…こんなんじゃ!いつも通り…いつも通りにッ///)』
ニャビー『…ニンフィア?』
ニンフィア『…その…ニャビー…貴方の話の前に…アタシの質問に答えて貰えないかしら?』
ニャビー『…構わないが』
ニンフィア『…あの時、貴方はどうして《あんな真似》をしたの?』
ニャビー『…』
ニンフィア『…一歩間違えていたら貴方は死んでいたかも知れないのよ?…アタシみたいな赤の他人の為に…どうして?』
ニャビー『…私にとって、オマエは《赤の他人》なんかじゃない』
ニンフィア『…え?///』
ニャビー『…私は…あの時、オマエに危険が迫った時…《オマエを失いたくない》…そう思った』
ニンフィア『…』
ニャビー『その想いが過った瞬間…思考より先に身体が勝手に動いていた…私はオマエを護る…その為なら…この命、惜しくなんかなかった』
ニンフィア『アタシには…理解出来ない…アタシは…貴方の命と引き換えに助かったって…そんなのッ!全然、嬉しくなんかないッ!』
ニャビー『…すまない』
ニンフィア『…でも…貴方が無事で…本当に良かった…これはアタシの素直な気持ち』
ニャビー『…』
ニンフィア『…少し叫んだらスッキリしたわ…それで?貴方の話って…何?』
ニャビー『…』
ニンフィア『…ニャビー?』
ニャビー『…ニンフィア…私の…《家族》になってくれ』
ニンフィア『…え?///』
ニャビー『…オマエは…私にとって特別な存在なんだ…私は…初めて街で出逢った《あの日》からオマエの事ばかり考えていた…こんな気持ちは初めてなんだ…日に日にオマエが私の中で大きくなって抑え切れないんだ』
ニンフィア『…そんな事…急に言われても…アタシ///』
ニャビー『オマエを…困らせるつもりじゃ無かった…返事は今じゃ無くても構わない…私の《独りよがり》な感情で…オマエを不安な気持ちにさせて…本当に…すまない』
ニンフィア『…アタシは…別に』
ニャビー『…私は…明日、ギルドを絶つ』
ニンフィア『…え?』
ニャビー『…返事は…その時に聞かせて欲しい』
ニンフィア『…ちょ、ちょっと待ちなさいよッ!ギルドを絶つって…どういう事よッ!』
ニャビー『…今回の任務に向かう前から決めていた…この任務を無事に終える事が出来たら…私は《ギルドを抜けよう》と』
ニンフィア『…そんな勝手な事ッ!』
ニャビー『…もし、オマエが良ければ…私と共に里に来て欲しい…』
ニンフィア『…そんな事…』
ニャビー『…明日…オマエが来なかった…その時は…それがオマエの返事と理解して…私もオマエを諦める…今後…会う事も無いだろう』
ニンフィア『…そんなの…ズルいわッ!卑怯よッ!』
ニャビー『…かも知れないな…私は…つくづく不器用だ…自分でも嫌気が座す』
ニンフィア『…』
ニャビー『…話は終わりだ…戻るとしよう』
ニンフィア『…えぇ』
~(次の日の朝)~
ルガルガン『…このギルドとも長い付き合いだったな』
ニャビー『…そうだな』
ルガルガン『…本当に…いいのか?』
ニャビー『…あぁ…もう未練は無い』
ルガルガン『…そっか…なら…行くか?』
ニャビー『…あぁ』
ニンフィア『待ちなさいよッ!』
ニャビー『…ニンフィア?』
ニンフィア『まさか…アタシを置いて行くつもり?』
ニャビー『…いい…のか?本当に』
ニンフィア『…何よ?付いて来いって言ったのは貴方じゃない』
ニャビー『…』
ニンフィア『…これが…アタシの《答え》よ///』
ニャビー『…』
ニンフィア『…だから…ちゃんと責任…取ってよね///』
ニャビー『…あ、あぁ///』
ルガルガン『まさか本当にモノにするとはな…予想外だぜ』
ニャビー『…どういう意味だ?(ギロッ)』
ルガルガン『別に変な意味じゃねぇよ』
ニャビー『…』
ニンフィア『…それじゃあ…連れて行って…アタシの新しい《居場所》へ///』
ニャビー『…あぁ…わかった』
ブラッキー『…』
白虎『…いいのか?引き留めなくてよ』
ブラッキー『何故だ?…俺には…関係ねぇ話だ』
白虎『…そうかい…じゃ、俺も行くとするか…あばよ、若造ッ!』
ブラッキー『…フンッ!』
ニャビー『では…帰るとするか…《私達の家》へ!!』
ー《ニャビーの旅日記🐾《完》》ー
間がかなり開いてしまって申し訳ありませんッ!
…では、《あとがき》に続くッ☆
7
11
348
2021-02-26 03:41
Comments (4)
ニャビーの旅日記が終わった… お疲れ様でした!👏
View Replies(答えるものと応えるもの。廻り廻って一つの絆となす……そして運命の赤い糸は未来という未知の世界屁と続く……ですね。 全てを見届けて、目を細めて微笑後、いつの間にか消えていた――)
View Replies