漫画/万世極楽教ととある一人の人間の話

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【我が父の死】
真相をなんら知らず万世極楽教に出入りしていたある男の話です。
見たい物(者)を見たい様に見る所もある人間という生き物にとって、鬼として人を喰らいながらまたその傍らでは人を救い続けた童磨と言う男に何を見るのか。
見えている世界の裏に更に別の世界があろうとも、見ている者にとっては見えている・知り得ている事柄で世界が成り立っている。鬼である事も人々を救わんと矜持を持ち生きた事も全てが真実である童磨のどの面を目の当たりにしたのか……それによって人々の彼に対する印象は大きく違うのではないか。
人間世界に溶け込んで暮らした鬼と人間の関係に想いを馳せてやみません。

ちなみに、12ページでなんらかの教祖様情報を告げるおじいさんは以前別の話に描いたおじいさんです。
↓このお話(童磨の死後、伊之助が万世極楽教にたどり着く話)
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