TIntMeたまき
大神環担当Pを引退したのですが、描いた絵がもったないので供養します。あと、ずっと思ってたけど言えなかったことをここで吐き出します。全部批判なのでご注意を。Twitterではとてもじゃないが言えなかった…
Twitter等見ると、ティントミーコミュ(ゲーム内イベントコミュ)について高い評価をされている方が多数のように見受けられます。しかし私には、本コミュの裏に大神環さんのアイドルとしての致命的な問題が隠れているように思えてなりません。
コミュを高評価されている人の大半が3人が本音でぶつかり合い、結束を深めたことを評価されていると推測します。確かに本シーンを私自身ある程度評価しています。特に大神環に関して、育ちゃんの様子がおかしいことに気づき、その気持ちを正面から受け止めた様子が描かれており、彼女の優しさ、器の大きさがよく表現されていたのではないかと考えます。
ただ、ユニットに対して与えられた仕事を彼女が「仕事として」こなせていたかどうかについては甚だ疑問です。
今回3人に与えられた仕事は、中高生向けコスメとのタイアップユニットとして活動することでした。(中高生向けコスメに小学生トリオを起用すること自体ちょっと意味がわからないのですが…。先方も小学生はちょっと…ってならなかったのでしょうか。)タイアップということは、先方の化粧品会社とユニット(楽曲)が提携し、win-winの関係を築くことが必須です。化粧品会社にとってはアイドルに自社製品を使用してもらえれば何よりも宣伝になるでしょう。またアイドル側にとっても若年層女性への知名度アップが期待できます。つまり、この仕事の目的は、化粧品会社にとっては商品の宣伝、アイドル側にとってはユニット(楽曲)の売り込み・知名度アップであることになります。コミュ中でもやはり先方の商品を3人が手にするシーンや、先方のサロンに赴くシーンが盛り込まれています。育ちゃんや桃子先輩(特に育ちゃん)は興味津々で、さすがアイドルという感じで小学生離れしたコスメ知識を披露します。では、大神環さんはどうだったでしょうか。彼女はリップを見てレッド(戦隊ヒーロー)みたい云々という斜め上の感想を述べ、先方のサロンを訪れた際には「これなあに」レベルのコスメ知識ゼロぶりを無邪気に発揮します(ライブでメイク必ずするだろうにコスメをろくに知らないというのも酷い)。コミュ中では何故かほのぼのシーンのように描かれていましたが、相手の化粧品会社からすれば、自社の最新商品を宣伝してもらう相手がコスメのコの字も知らずヘラヘラしていたら良い気はしないでしょう。小学生だから許されるのかもしれませんが、4〜5歳の幼稚園児ならまだしも来年中学生の子がこれはちょっと…と思わざるを得ません。他の2人(しかも年下)がしっかり知識を身につけていたのでなおさらです。タイアップというビジネスなのですから、先方に不快感を与えれば会社の信用問題に繋がらないとも言いきれません。コスメに詳しくないのであれば勉強する(させる)、コスメに慣れていない自分でも使いやすい商品だとアピールする(させる)等、やり方はいくらでもあるはずなのに、それをしているような描写は一切ありません。仮にもプロのアイドルとして、それで良いのでしょうか。
彼女の致命的な問題は他にもあります。「考えること」、「理解すること」がまるで出来なくなっていることです。本コミュでは、彼女のアイドルとしてかなり有利な武器が明かされます。具体的には、キリッとして大人びた顔立ち、手足が長く均整のとれたスタイルです。タイアップ用の写真撮影では上記の点を褒められ、モデル向きだと評されています。アイドルとしてビジュアル面で優れていることはこの上ない武器です。しかし、直接自分の武器を教えてもらった彼女は、その意味をきちんと理解していたのでしょうか。コミュを見る限り恐らく、ほとんど理解していないでしょう。「何かよく分からないけど褒められた!」くらいにしか思っていなさそうです。自分の武器を教えられても理解していないのなら持っている意味がありません(わからないのならまずPが教えるべきですが!)また、自身のスタイルの良さに育ちゃんや桃子先輩が嫉妬しユニット内不和まで陥ってしまいましたが、何故2人が自分に嫉妬しているのかを理解していたかも怪しいです。そもそも、2人が自分に嫉妬しているということすら分かっていないようにも思えます。育ちゃんの異変に気づき、彼女の正直な気持ちを受け止めたのは良かったですが、その気持ちを正しく理解してあげていたかは疑問が残ります。このように、彼女が主体的に何かを考えたり、理解しようとしたりした描写は乏しいです。楽しい、カッコイイ等の感想だけを述べている状態に近いです。多分、この仕事の目的もきちんと理解して行っているわけではなかったでしょう。つまり彼女は、「よくわからないけど言われた仕事を受け、よくわからないけど言われたことをやり、よくわからないけど褒められた良かった〜」という風に仕事をしているのです。それは果たして仕事と呼べるのでしょうか。
アイドルマスターでは仕事を通じてアイドル達が成長していく様子が醍醐味ですが、果たして大神環はこの仕事を通して成長したのでしょうか。確かにユニットリーダーとしての振る舞い、他人との向き合い方等の人間的な成長は見られました。しかし、コスメの知識を主体的に得ようとするでもなく、自分の武器を自覚してアイドルとしてレベルアップを図るでもありません。大人たちは様々な目的・思惑があってこの仕事を回し、ユニットメンバーは嫉妬や劣等感と戦いながらもプロとして仕事を完遂しました。周りの人間たちが様々なことを考えながら奔走していた中で、大神環だけはこの仕事を「化粧品のことはよくわかんないし育が何故か落ち込んじゃったけど、上手くいって良かった〜」で終わらせてしまっているのです。これは、非常にまずい。遊び半分と言われても仕方ないレベルです。
確かに、彼女は育ちゃんや桃子先輩と比較すると子供っぽく、無邪気です。アイドルとしてのモチベーションも、みんなで楽しいことをすることだったり、自分を見て皆が楽しんでくれることにあり、実に子供らしいです。ただし、それは「思考力や理解力がない」ことや、「仕事を遊び半分で行う」こととイコールでは決してないはずです。子供っぽい子だからといって頭が悪いわけではないし、仕事を責任を持ってこなすことができないとは私は思いません。
こんなに精神的成熟度や思考力を下げてまで公式が一体何を伝えたいのか全くわかりません。幼稚園レベルの精神年齢で理解力や思考力に乏しくて元気で無邪気なところが魅力だとでも言うのでしょうか。もしそういうキャラ付けに明確な意味があるなら、私はターゲットではなかったというだけのことでしょうが、私には大神環は子供っぽいキャラだから子供っぽい言動させとけばいいだろうというような行き当たりばったりの作り方がされているようにしか見えません。
もちろん、CDの方で補完されている部分はあるでしょう(コスメ等)。ただ買う気もないし聴く気もないので気にしないことにします。
他にもまだまだ考えていたことはありますが、この辺で。
Twitter等見ると、ティントミーコミュ(ゲーム内イベントコミュ)について高い評価をされている方が多数のように見受けられます。しかし私には、本コミュの裏に大神環さんのアイドルとしての致命的な問題が隠れているように思えてなりません。
コミュを高評価されている人の大半が3人が本音でぶつかり合い、結束を深めたことを評価されていると推測します。確かに本シーンを私自身ある程度評価しています。特に大神環に関して、育ちゃんの様子がおかしいことに気づき、その気持ちを正面から受け止めた様子が描かれており、彼女の優しさ、器の大きさがよく表現されていたのではないかと考えます。
ただ、ユニットに対して与えられた仕事を彼女が「仕事として」こなせていたかどうかについては甚だ疑問です。
今回3人に与えられた仕事は、中高生向けコスメとのタイアップユニットとして活動することでした。(中高生向けコスメに小学生トリオを起用すること自体ちょっと意味がわからないのですが…。先方も小学生はちょっと…ってならなかったのでしょうか。)タイアップということは、先方の化粧品会社とユニット(楽曲)が提携し、win-winの関係を築くことが必須です。化粧品会社にとってはアイドルに自社製品を使用してもらえれば何よりも宣伝になるでしょう。またアイドル側にとっても若年層女性への知名度アップが期待できます。つまり、この仕事の目的は、化粧品会社にとっては商品の宣伝、アイドル側にとってはユニット(楽曲)の売り込み・知名度アップであることになります。コミュ中でもやはり先方の商品を3人が手にするシーンや、先方のサロンに赴くシーンが盛り込まれています。育ちゃんや桃子先輩(特に育ちゃん)は興味津々で、さすがアイドルという感じで小学生離れしたコスメ知識を披露します。では、大神環さんはどうだったでしょうか。彼女はリップを見てレッド(戦隊ヒーロー)みたい云々という斜め上の感想を述べ、先方のサロンを訪れた際には「これなあに」レベルのコスメ知識ゼロぶりを無邪気に発揮します(ライブでメイク必ずするだろうにコスメをろくに知らないというのも酷い)。コミュ中では何故かほのぼのシーンのように描かれていましたが、相手の化粧品会社からすれば、自社の最新商品を宣伝してもらう相手がコスメのコの字も知らずヘラヘラしていたら良い気はしないでしょう。小学生だから許されるのかもしれませんが、4〜5歳の幼稚園児ならまだしも来年中学生の子がこれはちょっと…と思わざるを得ません。他の2人(しかも年下)がしっかり知識を身につけていたのでなおさらです。タイアップというビジネスなのですから、先方に不快感を与えれば会社の信用問題に繋がらないとも言いきれません。コスメに詳しくないのであれば勉強する(させる)、コスメに慣れていない自分でも使いやすい商品だとアピールする(させる)等、やり方はいくらでもあるはずなのに、それをしているような描写は一切ありません。仮にもプロのアイドルとして、それで良いのでしょうか。
彼女の致命的な問題は他にもあります。「考えること」、「理解すること」がまるで出来なくなっていることです。本コミュでは、彼女のアイドルとしてかなり有利な武器が明かされます。具体的には、キリッとして大人びた顔立ち、手足が長く均整のとれたスタイルです。タイアップ用の写真撮影では上記の点を褒められ、モデル向きだと評されています。アイドルとしてビジュアル面で優れていることはこの上ない武器です。しかし、直接自分の武器を教えてもらった彼女は、その意味をきちんと理解していたのでしょうか。コミュを見る限り恐らく、ほとんど理解していないでしょう。「何かよく分からないけど褒められた!」くらいにしか思っていなさそうです。自分の武器を教えられても理解していないのなら持っている意味がありません(わからないのならまずPが教えるべきですが!)また、自身のスタイルの良さに育ちゃんや桃子先輩が嫉妬しユニット内不和まで陥ってしまいましたが、何故2人が自分に嫉妬しているのかを理解していたかも怪しいです。そもそも、2人が自分に嫉妬しているということすら分かっていないようにも思えます。育ちゃんの異変に気づき、彼女の正直な気持ちを受け止めたのは良かったですが、その気持ちを正しく理解してあげていたかは疑問が残ります。このように、彼女が主体的に何かを考えたり、理解しようとしたりした描写は乏しいです。楽しい、カッコイイ等の感想だけを述べている状態に近いです。多分、この仕事の目的もきちんと理解して行っているわけではなかったでしょう。つまり彼女は、「よくわからないけど言われた仕事を受け、よくわからないけど言われたことをやり、よくわからないけど褒められた良かった〜」という風に仕事をしているのです。それは果たして仕事と呼べるのでしょうか。
アイドルマスターでは仕事を通じてアイドル達が成長していく様子が醍醐味ですが、果たして大神環はこの仕事を通して成長したのでしょうか。確かにユニットリーダーとしての振る舞い、他人との向き合い方等の人間的な成長は見られました。しかし、コスメの知識を主体的に得ようとするでもなく、自分の武器を自覚してアイドルとしてレベルアップを図るでもありません。大人たちは様々な目的・思惑があってこの仕事を回し、ユニットメンバーは嫉妬や劣等感と戦いながらもプロとして仕事を完遂しました。周りの人間たちが様々なことを考えながら奔走していた中で、大神環だけはこの仕事を「化粧品のことはよくわかんないし育が何故か落ち込んじゃったけど、上手くいって良かった〜」で終わらせてしまっているのです。これは、非常にまずい。遊び半分と言われても仕方ないレベルです。
確かに、彼女は育ちゃんや桃子先輩と比較すると子供っぽく、無邪気です。アイドルとしてのモチベーションも、みんなで楽しいことをすることだったり、自分を見て皆が楽しんでくれることにあり、実に子供らしいです。ただし、それは「思考力や理解力がない」ことや、「仕事を遊び半分で行う」こととイコールでは決してないはずです。子供っぽい子だからといって頭が悪いわけではないし、仕事を責任を持ってこなすことができないとは私は思いません。
こんなに精神的成熟度や思考力を下げてまで公式が一体何を伝えたいのか全くわかりません。幼稚園レベルの精神年齢で理解力や思考力に乏しくて元気で無邪気なところが魅力だとでも言うのでしょうか。もしそういうキャラ付けに明確な意味があるなら、私はターゲットではなかったというだけのことでしょうが、私には大神環は子供っぽいキャラだから子供っぽい言動させとけばいいだろうというような行き当たりばったりの作り方がされているようにしか見えません。
もちろん、CDの方で補完されている部分はあるでしょう(コスメ等)。ただ買う気もないし聴く気もないので気にしないことにします。
他にもまだまだ考えていたことはありますが、この辺で。
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2021-03-12 20:27
Comments (3)
前回、今回のキャプションを読んでとても感心しました。書かれている事は尤もだと思います それだけ真剣に考えられているんだなと、環を好きな気持ちがよく伝わって来ました あとイラストの感想です。メイクした環大人っぽくてキレイ
ぶちまけられる不満があるだけまだいい方 本当に愛想が尽きたらスッと思いが消えて何も感じなくなるものですから…(当方体験談)
はなさんの中の環も好きだったから残念や あなたが求めるカンペキ?なアイドルや理想と合致するコンテンツが見つかることを願ってます。 ...二次元のキャラは我々三次元の存在が何を言おうと何も響かないのでいつだって戻ってきてもいいのよ