【PFMOH】言の葉を数える【剣の尾根】

「ごきげんよう、これで10度目になるね」
「僕があの日貴方の最後の伝言を届けたひとから、ここにもう居ないはずの貴方への伝言を承って来たよ」
「それでも依頼されれば伝言をする、それが僕の役割だからね。報酬ももう受け取ってしまったし」
「では、伝言再生開始だ。『あの山の尾根に眠るあなたへ、今年もまたこの季節がやってきました———』」

在りし者たちの標illust/88476217、アプサントにも回ってもらおうと。
自分からは山頂を目指さないからこそ、こういう「仕事」もまた多そうですし。
戻りの仕事は、標に咲いた高山の花を依頼主への伝言として届ける事です。

お借りしました
ハッチョウムレモドキillust/88509848

でもって。
一応I型の末席に並んでいる以上は絡んでおきたかったんですよねヴァニラ兄さんillust/88282565。
とはいえしがない伝言再生機かつ酒瓶振り回すしかないアプサントでどうにかできるとか正直思えなかったしどうにかする理由も正直ないので。

どうもしない事にしました。

でも彼女的に聞きたい事はあったし聞けてないので、聞けるチャンスは窺いたいです。

「道具を使う人間には、手にした道具を正しい用途に使う義務があるのだよ。その道具に矜持があるのなら、尚更のことさ。」

注文が多い便利道具、あるいはのんだくれオートマタillust/88314975