灯台萌えイラスト８８

私は千葉県習志野市に住んでいますが、今の時期は近所の袖ヶ浦商店街（習志野市袖ヶ浦→＜注＞内房の千葉県袖ヶ浦市ではありません）の繁殖期のツバメ達にいつも癒されています。袖ヶ浦商店街は古くからのちょっとした街でアーケードではなく独特の建物構造からツバメ達の楽園の様になっています。巣の中の小さなヒナを見ていてこの子達がこの先、何千キロもの旅をすると思うと不思議でもあり同時に想像するだけで楽しくなります。ですがそれ以外の所ではツバメを殆ど見かけなくなってしまいました。原因の多くはカラスです。カラスはツバメの巣作りの時点で遠くからその様子を見ていて育った頃合いを見てヒナを襲うといわれます。また私の住む街からは海が近いんですが千葉マリンスタジアムのあるその砂浜にもカラスがたむろしています。昔はよくいたシロチドリも今は見られません。シロチドリは卵もヒナも灰色に黒い斑点のある模様で石ころに似せて身を守っていて親鳥が餌を取りに行っている間、ヒナは身動きせずじっとしていますがそれも眼の良いカラスには通用せず、私も親指ほどの大きさのヒナがカラスに持ち去られるのを見た事がありますが実際に目の当たりにすると余りに悲しく衝撃的です。カラスも生きていかなければならないのは解りますが、こうなると心情的にはもう人間のごみを漁ってもいいからどうかヒナは狙わないでとさえ思います。実際にはなす術がないのが現状ですがカラスは明らかに生態系を破壊しています。そんな思いから今回の作品が出来ました。小学４年生当時のひたすら一途なかもめと夏海です。生態系の破壊・・・単に鳥が集積場のごみを荒らす社会問題より遥かに深刻な事態が起きようとしているのを感じているのは私だけではないと思います。