きりがみ水滸伝 場面集 跳澗虎 陳達
陳達は荒々しく叫んだ。
「ふたりとも、黙れ。よそのやつをもちあげて、自分にけちをつけるのか。
やつだってただの人間、まさか八面六臂の化物じゃあるまい。たいしたことはないさ」
朱武と楊春はしきりにおしとめたが、陳達は聞かばこそ。
さっそく身支度をして、馬にうち乗り、百四五十人の子分を集めると
銅鑼を鳴らし太鼓を打って山をおり、史家村へとおしかけて行った。
2021・8・9完成 素材・タント紙
「ふたりとも、黙れ。よそのやつをもちあげて、自分にけちをつけるのか。
やつだってただの人間、まさか八面六臂の化物じゃあるまい。たいしたことはないさ」
朱武と楊春はしきりにおしとめたが、陳達は聞かばこそ。
さっそく身支度をして、馬にうち乗り、百四五十人の子分を集めると
銅鑼を鳴らし太鼓を打って山をおり、史家村へとおしかけて行った。
2021・8・9完成 素材・タント紙
2
2
211
2021-08-09 22:22
Comments (0)
No comments