聖鍵騎士クラヴィスラミナ　進化

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上の後です。

「明日香…。ありがとう。」
「悠莉…！良かった…。」
私は明日香を抱え上げ離れたところまで連れて行った。
「悠莉…？」
「もう少しだけ待っててね。」
「うん…。」
私は彼女の頭を撫でた後、魔物に向かって駆け出した！
「やあぁぁーーーっっ‼‼」
「ギッ！？」
私は二本の剣を操り、魔物の巨大な体に斬りつけていく。前に戦った時は傷一つつかなかった肉体から血飛沫が上がった。
（すごい…！）
以前とはまるで違う、熱く燃え盛るような魔力の高まりを感じる。明日香の魔力は私の正気を取り戻してくれただけじゃなく、私を強く進化させてくれていた。
「ギ、グガアァァーー！！」
魔物は最後の力を振り絞り私に向かって突っ込んでくる。まともに受ければビルでも粉砕してしまいそうな勢いだった。
「悠莉！」
明日香が私の名前を叫ぶのが聞こえた。…大丈夫。
私は二本の剣を連結させ、魔力を最大まで高めていく。
「これで、終わりよ！たあぁぁっっっーーーー‼‼」
私のすべてをかけた一撃は魔物の巨体を真っ二つに切り裂いた！