赤い月

ある日のこと、駒男は洋の家で遊んでいました。２人の家は隣同士なので、食事になるまで、互いに遊んでいて良いことにしてます。もう秋なので日没が早くなりつつありますね。

洋「あれ？もう くらくなった」
駒男「秋だからね」
洋「そっか·····ちょっとまどあけるね」
と洋が窓を開けて外の様子をみようと
しました。

洋「······いやぁ～！」
駒男「どうしたの？ひいくん？」
洋「あ·····あれ あのお月さん」

ふと見ると·····東の空に昇ったばかりの十六夜の月が見えました。昇りたての月は
赤褐色で何気に不気味な感じなんですよね
この時期は日没が早いから、余計に目立つんですよねぇ

駒男「たしかにこわいよね！あの色だも
の」
洋「こまにいは····へいき？」
駒男「今は平気だけど····ひいくんと同じと
きは やっぱりこわくて···１人で見る
のがいやだったよ！」
洋「やっぱり ····そうなんだ」

話しているうちに、月は次第にオレンジから黄色の光を放つようになりました。

駒男「ひいくん お月さん だいぶ光って
きたよ！」
洋「ほんとだ これならもうへいき！」
駒男「よかったね！」

てなわけで、夜の帳がおりるひとときの話
でした
(終わり)