雪子のいる世界③　やられ系4連発

＊1枚目のプレ投稿　illust/93752881
「雪子のいる世界①」illust/80524486、「②」illust/81241145 につづき、V3本編の展開に雪子の存在を入れてみたものです。

前2回が、内容的にも家族愛などがメインテーマで、元ネタの制作・放送も晩秋から冬にかけてであったこともあいまって、通常の漫画原稿に準じたグレースケールで仕上げたのに対し、今回は元ネタの放送も初夏から夏場にかけてで（本編９・10・20・21・23・27・28話）、作中の雪子もなかなかアクティブですので、雰囲気を変えてカラー原稿に挑戦してみました（正直めんどくさかったですけど🤣）。
カミソリヒトデ（1枚目）とワナゲクワガタ（6枚目）は本編のシーンに準じた背景（カミソリヒトデでいえば船着き場とか）を描きこむ予定でしたが、これもめんどくさかったのと、へたをすると人物が埋没しかねないので、結局白背景で処理しました。

今回の雪子は斬りかかられる、刺される、首絞めなど、なかなかの「やられ」ぶりを披露しています。とくに1枚目のカミソリヒトデは、最終的にナイフアルマジロを選択した「開くとき」illust/88891817 のキーパーソン的怪人の第二候補だっただけに、今回別の出番を作ってやれたのは、個人的に感慨深いものがあります。
２（2・3枚目）では純子さんともども数コマ「悪堕ち」もし、今回はいろいろと忙しい雪子さんでした。なおドクバリグモの登場回は20・21話の四国ロケ編ですので、場面はフェリーかホテルの客室にしたほうが本編の再現度は高かったはずですが、ひとまずライダー隊本部の部屋をイメージして描いています。
３（4・5枚目）のプロペラカブト編は「やられ」とは若干ニュアンスを異にしますが、「改造人間となった兄とその妹」という敵味方の相似性から、今回是非入れたかった回です。なお元となった本編のシーンでは、プロペラカブトは怪人の姿になっていますが、怪人態の声を当てていた八代駿さんが４のワナゲクワガタとかぶるため、黒田狂一の人間態（演：中山克己）のイメージで描きました。

作品世界の時系列は、上述の「開くとき」（本編７・8話がベース）もふくめ実際の放送順にしたがっていて、したがって今回投稿の展開は全体が「開くとき」の後を想定しています。5枚目の雪子とシゲルのやり取りにも、そのことが反映していると思って読んでいただければ。