多目的ヘリコプター HM-26EK バルチャー

Mi-24ハインドの兵員輸送能力とAH-64などの対地対空攻撃能力を併せ持つ大型の汎用多目的ヘリコプター。
製造はHMGIグループが行っている。
基本的に諸外国への売り込みは行っておらず
（世界特殊武装部隊）WSAF（World Special Armed Forces）
などの極秘特殊武装部隊へのみ製造している為総生産機数は約1000機程度とごく少数しか製造されていない。
〈説明〉
MH-26KEはHMGIグループが製造する多目的ヘリコプター
機首下部に30mmフレキシブル砲塔を一基装備しその上部にTSGID-29MF 熱感知式統合視察装置（Thermal sensing general inspection device）を一基装備する。これにより対地攻撃能力は非常に高い性能となっておりコクピット前席の射手がサーマル機能を起動すれば森や建物の中に潜む熱源を瞬時に発見する事が出来る。
またD型以降の機体には統合型戦闘情報共有システム（ICISS）や作戦補助システム（OSS）が搭載されておりパイロットは司令部からの情報とICISSによる情報の2つをOSSに分析、判断させ最適化された作戦行動を行う事が出来る。
コクピットの計器版の約75%以上が液晶及びタッチパネルとなっており機体情報の視認性の向上や操作性の向上に一役買っている。
装甲配置は機体全体に特殊剛性合金装甲板が20mmから30mm程配置されている。更にコクピット周辺には特殊剛性合金装甲板が追加で10mmから15mm程度配置されており14.5mm重機関銃の弾丸を100mm以内の距離から射撃されても貫徹しない防弾性を持つ。またエンジンが被弾、故障したり潤滑油が漏れ出したとしても15分から30分までは飛行が行える他制御不能になった際にはメインブレードを爆破し射出座席によりパイロットを脱出させるなど全体的に生存性が高い設計となっている。
機体両側にあるスタブウィング（短翼、小翼）のパイロンにはロケットランチャーや対戦車ミサイルや空対空ミサイルなどを搭載する事が出来る。
機体形状はコクピット部分は絞られ被弾面積が少ない形状だが胴体中央は兵員搭載の為幅が広くなっておりエンジンは胴体中央上部に配置されている。メインローターの枚数は5枚となっており先端が折れ曲がった形状をしておりメインローター軸上部にはRQN-117両用探査レーダーを装備している。またテールローターの形状にはダクテッドファンを採用している。乗員はタンデム式に配置されコクピットの形状は段々の角張った形状をしており前席は基本的に射手を担当するが緊急時には操縦を行うこともある。後席は操縦手となっているが戦闘時には射手の補佐をすることもある。
機体中央は兵員輸送の為のスペースとなっており兵士を6名又は担架を3台搭載する事が出来る。扉は上下に両開きする形式を採っている。
主脚は引き込み式となっているが前輪は半埋め込み式となっている。これは密閉引き込み式の場合の重量増加による機動力低下や重心位置の変更などの問題があった為である。

〈スペック〉
全長19.8m
主翼回転直径18.80m
高さ5.10m
空虚重量9,240kg
武装重量11,830kg
最大離陸重量12,920kg
発動機ゼネラル・エレクトリックT-X8300ターボシャフト
超過禁止速度365km/h
実用限界高度6500m
上昇限界高度7900m
航続距離2198km
武装
30mmCMG-68 チェーンガンx1 固定武装
AGM-114ヘルファイア
SPIKE-NLOSミサイル
ハイドラ70ロケット
AIM-9Xサイドワインダー
乗員
前席射手兼副操縦士
後席操縦手兼射撃補佐士官
価格
970億円

運用国
アメリカ（USAF）82機
日本（JSAF）68機
トルコ（TSAF）68機
イギリス（UKSAF）51機
ドイツ（GSAF）47機
フランス（FSAF）47機
ポーランド（PSAF）46機
ベルギー（BSAF）42機
スウェーデン（SSAF）39機
ウクライナ（USAF）36機
フィンランド（FSAF）32機
イタリア（ISAF）30機
スペイン（SSAF）28機
ブラジル（BSAF）27機
ハンガリー（HSAF）25機
スイス（SSAF）21機
デンマーク（DSAF）21機
オランダ（NSAF）19機
ポルトガル（PSAF）15機
韓国（KSAF）10機
台湾（TSAF）9機
ギリシャ（GSAF）2機