逃れられない怨嗟

ざっくりしたイメージ絵。

『私を殺す理由を正当化出来て嬉しいでしょう？』
『貴方は秩序を守る事でしか自分の存在意義を証明出来ない、つまらない女。』

禁忌を犯した者の粛清とはいえ、親友をデビルの夫諸共自らの手で葬ったサイバーエンジェル・フェリータ。
彼女が得たものは金色の戦士に匹敵する強大な力と、永遠に消えない友の怨嗟の声だった。

フェリータが葬ったのは、デビルと夫婦になり子を宿した親友の天使。しかもその親友は、フェリータよりも格段に優秀な能力と清らかな精神を持っていた。
「親友と家族の命を踏み台にして今の地位を得た。」と本人は自虐的に言うが、放っておいたらホーリーコスモの秩序が崩壊しかねない大事件に発展していたのも事実。

因みにエンジェルとデビルのハーフである「親友の子供」はフェリータすら知らない空間に幽閉されてます。
生死も知らされてません。