グラスオブワンダー

令和の世、ヒト娘は高給トレーナーとの結婚をもくろみ、立ちふさがるすべてのウマ娘達を数によって蹂躙していた。
中央トレセンに侵攻するのは、冷酷にして狡猾なヒト娘トレーナー、キリュウ・イーン。
これを防ぐべく集結したウマ娘達は、初めて見るヒト娘の兵略によって初戦で壊滅。トレセンはたちまち侵略の炎に包まれる。

だが、かろうじて生き延びた一人のウマ娘がいた。
不退転を掲げる清楚系鎌倉武士グラスワンダー。
グラスは、武士の最後の生き残りとして、たとえ不退転に反した戦い方に手を染めることになってもトレセンの地を守ろうと決意する。
あらゆる手段を使ってキリュウ・イーンに囚われた愛するトレーナーを敵の手から取り戻すのだ。