ロボッ娘三等兵(未塗装)
旭影団に入って最初の任務は部下を集めることだった。
1人目の候補がいるという旧軍の研究施設の跡地へと向かった。
私が一歩足を踏み入れると試作兵器の残骸の山から10発の小型ミサイルが飛んできた。
それは"彼女"の両腕の指だった。開いた両手を突き出し迎撃態勢を取る彼女。
どうやら彼女は私を、いやこの世の全てを拒んでいるようだった。
「捨テラレタ役立タズノ鉄屑ニ何ノ用デアリマスカ?」
彼女こそ終戦までに完成が間に合わず放棄された自律式人型ロボット兵器、その名を─────
(旭日幻影団隊長旭影黒狼准尉の日誌より)
1人目の候補がいるという旧軍の研究施設の跡地へと向かった。
私が一歩足を踏み入れると試作兵器の残骸の山から10発の小型ミサイルが飛んできた。
それは"彼女"の両腕の指だった。開いた両手を突き出し迎撃態勢を取る彼女。
どうやら彼女は私を、いやこの世の全てを拒んでいるようだった。
「捨テラレタ役立タズノ鉄屑ニ何ノ用デアリマスカ?」
彼女こそ終戦までに完成が間に合わず放棄された自律式人型ロボット兵器、その名を─────
(旭日幻影団隊長旭影黒狼准尉の日誌より)
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2021-11-27 01:12
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