【PFMOH】頂きと旅人と殯
-山頂にて-
「「「あナたは、そラをとびタい ? 」」」
重複した音に声をかけられ、はがね人の旅人は振り返る。
そこにいたのは破れた服をまとった、人の形をしたモノが立っていた。
「「「もっト タかく ウえニ いキタい ? 」」」
全ての音は、一つのモノから聞こえてきていた。
手を差し出す相手に、はがね人の旅人はゆっくりと答えた。
「…いいえ、ここはもう、山頂ですから」
「飛べたらきっと、気持ちが良いでしょうね。でも今は、もう飛びたいとは思いません」
”山頂”という言葉と、断りの言葉を拾ったモノは、僅かに首を擡げ、ややあって顎を引く。
「「「そウ… コこが 頂キ… 」」」
「「「オシえてくレて、 アりガトウ さヨウナラ タビノひト 」」」
ゆっくり浮上するモノに、はがね人の旅人はふと問いかける。
「あたなは、何処に向かうのですか?」
ボロボロのモノは、ふわりと笑いながら答える。
「「「カエリタイ トコロヘ 。チジョウノ 身体(ひつぎ)ハ モウ ヒツヨウナイカラ 」」」
はがね人の旅人がその言葉を聞いた時には、
目の前のモノは解けるように崩れ、風にさらわれていきました。
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※こちらの投稿で描いた方の行動を縛るものではありません。
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・補足
※キャプション編集中※
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◆お借りしました
ジルフェット・アレン・レーンさん【illust/87995219】
モガリ【illust/88004872】
ライフ:- - -
「「「あナたは、そラをとびタい ? 」」」
重複した音に声をかけられ、はがね人の旅人は振り返る。
そこにいたのは破れた服をまとった、人の形をしたモノが立っていた。
「「「もっト タかく ウえニ いキタい ? 」」」
全ての音は、一つのモノから聞こえてきていた。
手を差し出す相手に、はがね人の旅人はゆっくりと答えた。
「…いいえ、ここはもう、山頂ですから」
「飛べたらきっと、気持ちが良いでしょうね。でも今は、もう飛びたいとは思いません」
”山頂”という言葉と、断りの言葉を拾ったモノは、僅かに首を擡げ、ややあって顎を引く。
「「「そウ… コこが 頂キ… 」」」
「「「オシえてくレて、 アりガトウ さヨウナラ タビノひト 」」」
ゆっくり浮上するモノに、はがね人の旅人はふと問いかける。
「あたなは、何処に向かうのですか?」
ボロボロのモノは、ふわりと笑いながら答える。
「「「カエリタイ トコロヘ 。チジョウノ 身体(ひつぎ)ハ モウ ヒツヨウナイカラ 」」」
はがね人の旅人がその言葉を聞いた時には、
目の前のモノは解けるように崩れ、風にさらわれていきました。
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※こちらの投稿で描いた方の行動を縛るものではありません。
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・補足
※キャプション編集中※
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◆お借りしました
ジルフェット・アレン・レーンさん【illust/87995219】
モガリ【illust/88004872】
ライフ:- - -
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2022-01-04 00:02
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