【W2Fes】サテラ・カリーナエ【第4期】

企画元：WonderWorldFestival！ illust/88594993 に引き続き参加させていただきます。

◆前期代表：サテラ・カリーナエ/エイラillust/93902487
「目の前でめちゃくちゃな速さでダンボール畳まれた時にもう勝てないって思った」
◆前期盟約相手：ミコのたまご/DΔさんillust/94245569
「まだ働いてるとか偉すぎですごい……。毎日遊びに来たって誰も文句言わないのに。私は部屋から出ないから知らんけど」
◆前期盟約相手今期：ティフォナさんillust/95445153
「かわいいからもう息をしてるだけで偉いねぇ～穏やか～に育って欲しいなぁ……部屋に勝手に入らないだけでもいいから……」

◆空中歓楽都市サテラ・カリーナエ - SATELLA CARINAE
特色：電子・生物工学/商業施設/観光地/国軍/カードゲームバトル
（国の詳しい設定は1期CS illust/90346108　カードゲーム関連は1期ノエルさんCSillust/90416777 をご参照ください）

◆代表：【ナイトウォーカー】メヒティルデ・ネーフェ（ミミ） - "nightwalker" Mechtilde Neefe
17歳/170cm/女性/無職

◆関連国家：廃島地底機関アンカーヘイズ/アドリアネ・ヴェーラさんillust/95771067

◆盟約のご縁を頂きました：ロードアイロン/チェルシー・ユージェニー・メイウェザーさんillust/95731603

【ナイトウォーカー】
夜を這い、密やかに息をする生き物。

ここは眠らない街。突き抜けるような摩天楼は、私の姿も影も隠してくれる。
私が何もしなくても世界は回っていくし、忘れられてしまいたかったんだけどな。

◇　◇　◇

「私だって本気で文句を言えば仕事に支障が出ることぐらい理解できるよ。
思ってても言わなかっただけだもん」

「あんたのこと嫌いとか、そういうこと判断するような情報はまだない。
ほしいとも思わないけど……なんでそんなに結論を出すのが早いんだよ……」
「私はほっといてもらえる方が楽なんだよ」

「あんたの気の強さじゃいつかどこかで大喧嘩になって火傷するよ。
経営アドバイザーみたいなのを雇ったほうがいい。……はあ、私が？」

「こんなのゲームでいつもやってる勝負と同じじゃん。
どこで動けば得をするか。できるだけ損をしない方法を考える。まぁ……得意なことかも」
「ただ表に出るのはいやだ。はぁ……、好きで背が高いわけではないけど、とにかく嫌なもんは嫌だ。
早く博覧会が終わればいいと思ってるよ。私の城は私の部屋なんで……」
「商売のためとはいえ、どうでもいい奴にそこまで媚びられるのってもはや才能じゃん、怖……」
「これの材料をもっと安いやつにして、今より庶民をターゲットにしたラインを作ろう。そのほうが広まる」

◇

「あんたの店、増えたなあ……
別に世間ではあんただけの手柄ってことになったって、私にはどうでもいい。
欲がないって……いや、もう金はあるし……あんたが成功できた時点で目標は達成されてるし」
「あんた、ほんとにめんどくさいよね。
まあ私ぐらい気の長い奴ぐらいしか、こんなに付き合ってられないんじゃないの……知らんけど」

◇　◇　◇

サテラへの進出を計画したチェルシーはその気の強さから取引先（※サテラの商売人も気が強い）と衝突を起こし、メヒティルデの内にはとても野放しにしていられない……という僅かながらの親切心が生まれた。

いつからかサテラの食卓を彩るようになった食器類は、ロードアイロン製の確かな素材、実用的でかつ優雅なデザインが売り……とのこと。
取り扱う品もカトラリーから他の食器類や家具等と徐々に増えていき、カラーバリエーションも豊富……といった戦略はほぼほぼメヒティルデの手柄なのだが周知されず、しかしそれは本人が前に出る気がないので仕方がなかった。チェルシーはそれらの仕事を在宅でこなすことを許し、メヒティルデは晴れて不動の城（自室）を手に入れたのである。