『ほら、これやるけん。元気出しぃ』

チャンピオンにまで登り詰めた幼馴染は今日も多忙である。
それは1トレーナーでいる僕にとっては想像もできない日々なのだろう…

ジムチャレンジに失敗した帰路、煌々と灯りの燈る街灯の光は寒さよりも僕の肌を刺す。

「あ、今日はバレンタインデーか…」

ふと思い出し、幼馴染の女の子の笑顔が浮かぶ。
幼馴染のユウリは毎年の様に手作りチョコをくれた。それもこれからは無いだろう。

「凄いよな… ユウリのやつ。」

街灯とはうって変わり漆黒の空を見上げ、呟く。白い吐息が次々と立ち昇り消えていく。
違う世界へ行ってしまったユウリを賞賛する気持ちしかない、筈だった…

僕はこの感情の理解と整理が出来ないまま、呆然と夜空を見上げ立ち尽くしていた。

『遅くまで、がんばっとーね』

聞き覚えのある声が耳に入り僕は即座に振り返る。。。  おはり

全て妄☆想です。
拙い文章に目を通していただきありがとうございます_('-';リ_

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2022-02-14 04:39

 H✑


Comments (3)

Luki Wei 2022-02-16 13:26

This is pretty nice. The scarf looks like Victor’s hat. Sus shipping.

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