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ケル「これはカルデアである神霊が言っていたんだが…」 『与えるだけでは、全てを救う事は出来ないのです 悲しみを、因果を、全ての障害を…奪い去るだけの力もまた、必要な事』

シエロ「私が潜在的な光だと？　…私は、その目的の為に多くの命を奪ってきた。あなたのように、敵を生かそうとしたことはなかった」 スカイハート「でも…その心は、思いは私達と同じだよ…っ」 レイン「…」

スカイハート「そうなのかも…」 シエロ「私は、あなたのような光とは縁がない」 スカイハート「そんな…。確かに、あなたのやり方は間違ってたかもしれない。でも、その危惧は間違ってなかった。もしも、世界が考えを改めなかったら…。私の世界のようになってしまったかもしれないんだよ…！？」

ケル「…持ち主自身が秘めている闇を潜在的に捉えてるか否か、 そこが分かれ目なんじゃないのか？」 セイレーン「ゴーストさんにとっては名高い聖剣のように扱う事が出来るとなると…ゲバハーン、でしたか？ この刀はあれに類似した存在になるのでは」

スカイハート「確か…その妖刀なら私も持てたと思う。エクスカリバー的なアレかな。だなんて思ってたけど、そんな刀だったなんて…」 レイン「あの子は、それを知ってて使っているの？」 シエロ「…」